新川優愛の旦那のロケバスの運転手とはどういう世界なのか知ってる?

ロケバスの運転手ってこういう世界!

⭐️女優の新川優愛さんがロケバスの運転手と結婚したというのは大ニュースでしたね。

一般の人にとってロケバスがどういうものなのかというのは未知の世界ではないでしょうか。モデルであったり、女優であったり、またはその関係の裏方さんであったりしないとロケバスに乗ることはまずないと思います。

裏方というとカメラマンであったり、アシスタントであったり、スタイリストであったり、メーキャップアーティストであったり、編集者、ディレクター、制作スタッフと言ったところです。

私は長年にわたって映像の世界にいたので、ロケバスにどれだけお世話になったかはわかりません。ロケバスの世界がどういうものなのか、自分なりに喋ってみたいと思います。

ロケバスの運転手は結構過酷!朝の準備だけでも大変!

⭐️一口に言って仕事自体は結構過酷だと思います。朝はとにかく早いです。もちろん仕事によって変わりますが、朝はめっちゃ早く起きて、まずロケバスのところに行き、掃除もあるでしょう。ガソリンが入ってないのであればそれもするでしょう。スタッフのコーヒーや朝食の準備もあるでしょうし、雑用はたくさんあります。

今回はファッションの撮影を例にとって喋ってみたいと思います。

そこからケースバイケースですが、一般的には、まずはスタイリストのところに行くのではないかと思います。とにかく服や靴、備品などその量はかなりあります。ドライバーは文句1つ言わず、せっせとやります。運転もしなくてはいけないのに、毎日睡眠時間も少ないであろうに、重いものでもなんでもニコニコしてやっています。ここでいやいやしていればまず次回の仕事はないでしょうね。そういう世界です。

とにかく気が利いて、優しくって、体力がないと務まりません。

⭐️スタイリストのほか何かピックアップしなくてはならないものがあればそれもするわけです。そして、下準備が終わったらやっとスタッフが待つところに行くというわけです。みんなと待ち合わせるところは様々なところが考えられます。カメラマンがいるとするとその事務所に行くかもしれませんし、クライアントなどはどこかの駅でピックアップということもありえます。カメラマンであった私は、通常自分の車に機材やアシスタントを載せて運転するのが好きだったのであまりロケバスには乗りませんでした。全てケースバイケースということです。

でもモデルなどはまずロケバスに乗ると思います。メークをする場所がついているロケバスもあるのでモデルは間違いなくロケバスで移動すると思います。女優やタレントはマネージャーの車で行くことも多々あります。スタッフがたくさんいても、ほとんどの人は自分の車で来て、ロケバスにはモデルとスタイリスト、メークアップアーチストだけという感じの時もあります。そういう時は確かにロケバスの運転手とモデルが話せる機会もないとは言えませんね。みんなで朝食を食べたり、コーヒーを飲んだり、いろいろ喋って結構楽しいものです。1日ずっと一緒に過ごすわけですから情もうつることもあります。

朝にみんなを最高の形で迎えるというのはまずロケバスの運転手がやらなければならない仕事です。

これからが本番です!とにかく安全な運転を!

⭐️ロケバスの運転手はあくまでも運転手です。1時間ほどのところもあれば現地に着くまで4〜5時間かかるところもあります。交通事情にもよります。遠いところに行く場合だと朝の5時頃にみんなをピックアップする時もあります。そんな時にはロケバスの運転手は何時間も前に起きて、準備をしてということになります。睡眠時間はあまりないでしょうね。

眠そうな顔をすることももちろん厳禁です。事故でも起こしたら大変なことになります。様々な補償問題が起こってきます。その意味ではドライバーの仕事は命がけです。みんなを気持ちよく現地に連れて行って、ある意味楽しませ、安全に連れて帰る義務があるわけです。

道も間違えることもなく、快適な運転を心がけなければなりません。

現地に着いてからがまた大変!休んでる暇はない!

⭐️ロケバスのお兄ちゃんの仕事は現地に着いたら終わりということではありません。朝も早いし、いろいろやって、やっと現地に着いたら、あとは撮影が終わるまで寝ていればいい、、なんて思われる方もいると思うのですが、おっとどっこいです。とてもそういうわけにはいきません。やることはたくさんあります。ずっとクライアントに気を使う必要があるのです。ロケバスの運転手とはそういうものです。

どこに行くかにもよりますが、郊外のハウススタジオなどだと、ロケバスに積んである荷物を全て運び込まなければなりません。これはっけこう大変です。その他、メークをする部屋を綺麗に働きやすいように整えたり、コーヒーや軽食の準備など仕事はいくらでもあります。予期せぬスタッフからの要望もかなえなければなりません。

あくまでも必死に裏方に徹します。休んでいる暇などありません。

撮影が始まってからも大変!

⭐️撮影が始まってからがこれまた大変なのです。ゆっくりとロケバスの中で仮眠なんてことにはならないと思います。こういう大事な時に隠れていればおそらく二度とこのクライアントからは仕事は来ないと思います。

カメラマンには大抵アシスタントが一人二人はいるのですが、ロケバスのお兄ちゃんも大抵はレフ板を持ったりさせられます。ライトが必要であればそのライトスタンドを運んだり、角度を変えたり、発電機が必要であればその世話をしたり、カメラの構図の中にいらないものが写っていれば走って行って余計なものを取り去ったり、ロケではとにかく人手不足なのでなんであっても率先してやらないと2回目はないということです。それほどシビアな世界です。

どんな雑用であっても謙虚に文句を言わず、さわやかにやることが肝心です。

とにかくクライアントを大事にする!

⭐️ロケバスを頼むのは大抵スタイリストかカメラマンかプロダクションだと思います。一番多いのはスタイリストではないでしょうか。慣れたドライバーと仕事をしたいわけです。みんな以外とその仕事ぶりは見ています。新川さんがそのドライバーを見ていたように、全てのスタッフはその働きぶりをちゃんと見ています。

みんなやりやすい運転手と仕事をしたいと思っています。ただの撮影と言っても数日間一緒に生活を共にすることもあるわけですから、ロケバスの運転手の存在はとても大きいというわけです。一度気に入られると継続して仕事が来る可能性があります。その反対も当然あるわけです。

でも私が経験した何百人という運転手の中で感じの悪い人を見かけるのは稀だということです。みんなとても優しくて、気が利いて、努力家です。この仕事の本質が何かわかっているのでしょうね。

どんなにささいなことでも必死でサービスします。

昼ごはんの時も自分のことはそっちのけでみんなに弁当を配ったり、デザートを買いに行ったり、飲み物を配ったり、徹底的にクライアントのために気を使います。

撮影の後がまた腕の見せ所!

⭐️長時間の撮影の後は片付けと帰り支度があります。それをやり遂げた後はみんなで何か食べに行くわけですが、ここでも運転手のノウハウが大きく関係してきます。行ったロケ先でどこか素晴らしいレストランの情報を持っていれば最高ですね。「いいところ知ってますよ」なんてセリフが自然と出るぐらいでなければダメですね。クライアントはロケバスの運転手はしょっちゅういろんなところに行っているので、かなりの情報通だと思っているからです。そこで「知りません」ではかなりのポイント減ですね。

腕のいい運転手だと、これぞと思ったレストランに時間を見計らって予約も入れたりします。スタッフ全員で乾杯をし(もちろんドライバーは酒は飲めません)、楽しく食事をし、気持ちよく全てを終わることが求められます。

実はこの部分が結構大事なのです。この仕事の後の会食をみんなとても楽しみにしています。

宴会の終わり頃には先にそっと車に帰って、クーラーをつけたり、暖房をつけたり、小さな気遣いが大切です。ロケバスを止めたところが離れていれば車を回してレストランの前で待っているわけです。

帰りも安全運転ができること!

⭐️みんな疲れて、少しお酒も入っていたりして、帰りのバスの中では結構寝る人が多いと思います。そんな時でもロケバスの運転手は何時間でも運転してみんなを無事に都内などに連れて帰ることが求められます。早朝から起きて山ほど仕事をしてきたにもかかわらず、みんなの命を預かっているという現実を忘れることはできません。

決してうとうとと寝るわけにはいきません。

究極のプロフェッショナルであること!

⭐️ロケバスの運転手の仕事を述べましたが、この仕事は実に過酷です。帰ってきてもみんなを適切な場所で降ろして、スタイリストの事務所などに寄って荷物を降ろして、他にもやることがあればやって、やっと自分のガレージに車を戻し、掃除をし、また明日の仕事の準備をするわけです。

朝早くから動き回っているわけですから、かなりの疲労があると思います。でもそれを苦にせずやれる精神的、肉体的な体が必要です。

働く環境にもよりますが、結構「自分」と言う存在が表に出る仕事だと思います。クライアントと密接に関係する時間が結構あるということです。ロケバスの主人は運転手であり、この人の出来不出来でロケ自体がかなり変わってくるということです。ある意味ロケバスの運転手の良し悪しでその仕事が決まってくるということです。それほどロケバスの運転手は重要な存在です。

肉体的に大変だがやりがいのある仕事だと言える。

やり方によっては儲けられる!

⭐️ロケバスの料金は様々です。1日数万から10万、20万といったところでしょうか。各社によっていろいろと料金体系はあります。もちろんみんなある程度安くて最高のサービスが得られるロケバスを選びます。新人もどんどん入ってくるので競争は結構激しいと言えます。

ロケバスの会社に勤めているのであれば、給料制なのでそれほど儲けることはできないでしょう。でも、仕事は全く自分一人でやることが多いので、実績を積んで、確実なクライアントをいくつも持てるようになると独立という可能性もあります。

1ヶ月にこなせる仕事の量はその人の体力的な問題もありますが、自分でコントロールできますし、儲けたお金は全部自分のものになります。

会社を設立して、ロケバスを手に入れることができれば、そしてクライアントがあれば独立ができるわけです。

大きな出費はロケバスでしょうが、うまくいくようであればリースという手もあるでしょう。リースなら全部経費として落ちます。

いろいろなビジネス上の必要な事柄は会社に勤めている時に習得するということです。ロケバスの場合、自分一人であればあえて事務所を持つ必要はないでしょう。ただし、ロケバスを常時とめておく駐車場が必要です。後は携帯電話があればできるのではないでしょうか。請求書の書き方なども覚える必要があります。帳簿の書き方、とりわけ経費の詳細はちゃんと書いておく必要があります。領収書の扱いもきちんとする必要があります。

会社であれば決算をやらないといけませんが、いい会計士か税理士を見つけられれば問題ないと思います。

自分で起業ができると考えれば、悪くない仕事ではないでしょうか。ただ究極の奉仕精神が必要なので、あなたにその素質があるかどうかは自分で判断する必要があるでしょう。

 

 

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