デジタルの出現で広告業界のアナログの世界はどうなってしまったのか

デジタルでなくなった商売とは?

⭐️ 2000年以降に生まれた方々にとっては今から話すことはなかなか理解ができないかもしれません。

物心がついた頃は世の中がほとんどデジタル化していたでしょう。

子供の頃から普通にスマホやパッド、コンピューターを使う生活が当たり前になっていたからです。

というか、それしか知らないで大きくなったでしょうね。

今回はデザインや写真の世界の話を中心に話してみましょう。

まず変わったのが広告におけるデザイナーの仕事

⭐️ 写真家は常にデザイナーと仕事を一緒にします。

仕事が絡んでいる時はアートディレクターという人たちと仕事をすることが多いと思います。広告業界であれば間違いなく一緒に仕事をするでしょう。

彼らの仕事の内容もデジタルの出現で全く変わったものになってしまいました。

いわゆるコンピューターの登場です。

1985年頃以前デザイナーはアナログ的な手法でデザインを仕上げていました。これはとんでもない肉体労働だったのです。

デザイナーの人たちはどういうわけか全ての人がMacを使っていました。デザイナーでWindowsPCを使っている人はまずいないと思います。

これが出現したのが1980年代の半ばでしょうか。モニターの画面も6~7インチほどしかなかったでしょうか。

そんな小さな画面でデザインをしていたのです。

1990年頃からはデザイナーであればMacを使えなければやっていけない時代になってしまったのです。

⭐️ 当時のデザイン事務所では、上司はMacを使える人が少なく、理解しようともしない人たちがたくさんいました。

ひどい人たちになると、メールさえもしない人たちがいました。

デジタルの侵入を本当に嫌ったのですね。

でも、年齢のいった人たちは若い人たちを使える立場にいたので、指示を与えることによって仕事ができたわけです。

いわゆる管理職にいる人たちMacの事を知らなくてもやれたわけです。

⭐️ レイアウトの写真や文字・ロゴなどのサイズを5パーセント小さくするというような作業も以前は大変な時間がかかったのです。デジタルになってからは瞬時にそれができるようになったのです。

Macの使えないデザイナーは消えてしまった

⭐️ その他、アナログ時代には欠かすことできなかった版下・写植などの仕事も急速に衰退したと言っていいでしょう。

現代においてはMacの使えない広告業界の人間などまずいないでしょう。メールを使えない人はいないでしょう。

でも、1990年代以降の変革の時代では、コンピューターが使えないことによってその仕事から去っていった人間もたくさんいたのです。

カメラマンも変わったのです!

この前も述べましたが、デジタル化についていけないカメラマンもたくさんいたことを覚えていてください。

1980年ごろから始まったデジタルへの移行は人類がそれまで経験したことのない大きな変革だったのです。

 

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