デジタルの出現は何を意味するのか?
⭐️ デジタルの出現は人類数千年の歴史の中でわずか数十年の話です。
我々はまさに画期的な時代に生まれたと言っていいでしょう。
1500年代に生まれていたとすると、自分が生きている間にこの決定的な変化を見ることはないわけです。
それに反して、2000年以降に生まれた人たちは、ほとんどアナログの世界を知らないままで生きていくわけです。
私は、まさに世の中が変わるこの決定的な瞬間に生まれたことを幸運だと思っています。
両方を知りえたことは幸運だと思っています。
アナログの世界が急変したこの世
⭐️ アナログという言葉は生き残るんでしょうか。
アナログで育った私にとってはこの言葉は特別な意味を持っています。
全てがデジタルに変わっていく現代に於いてアナログの持つ意味はなんなんでしょうね?
私は写真や映像関係のことをしているので、この変遷は身をもって感じてきたのです。
⭐️ この変化はあまりにも急でした。
2000年頃でしょうか、急速に写真のデジタル化が進んで行った時、世の中にあったプロ用のフィルムの現像所は急激に仕事を失っていきました。
その速度は急激で、カメラマンたちは急速にデジタルへと移行して行ったのです。2010年以降はほとんどがデジタルになってしまったように思えます。
フィルムの現像所は急速になくなってしまいました。彼らはビジネス形態を変えない限り生き残ることはできなかったのです。
デジタル化したことによって何が業界で変わったかも今後また述べていきたいと思います。
写真家として感じたデジタルへの変遷
⭐️ 写真家はこの変遷を一番強く感じたのではないでしょうか。
写真が登場したのは19世紀以前にもなりますが、デジタルとは全く無縁の代物でした。
世の中のデジタル化とインターネットの普及は全てがつながっているのです。
⭐️先ほど写真家がデジタルへと移行して行ったと言いましたが、みんなができたわけではないのです。
写真がデジタル化したことにより、写真家を廃業する羽目に至った人は多いんです。知ってましたか?
全く変わってしまった写真の技術
⭐️ これがどれだけ変わってしまったかを話すと、おそらくそれを書くだけでこのブログがいっぱいになってしまうかもしれません。それほど写真は変わってしまったのです。
もともと写真家という人は職人気質の人が多かったと思います。いわゆるフィルムというものをカメラに装着し、撮影の後は長々と暗室にこもって、フィルムを現像し、プリントを焼くという作業をやっていました。
そのような人たちがなかなかデジタルの世界に入っていけないというのはご理解いただけると思います。
⭐️幸い私はデジタルに興味があったので、コツコツと慣れていきました。
具体的に写真のどこが変わったかというようなことも、今後説明していきたいと思います。
人類史上、数十年前まで、なかったものが突如として現れたのです。
インターネットとデジタルの出現がこの世をあっという間に変えてしまったのです。
若い人たちもこの変化のことはわかってほしいですね。