フィルムに何も写っていないなんて事も起こりうるアナログの恐怖!

フィルムカメラにしか起こりえないこの事実!

⭐️ 今日はアナログカメラの恐怖をお話ししましょう。

デジタル世代の方達には想像もできないことだと思います。

撮影して瞬時に撮ったものが見えるというのは、つい最近始まったことなのだということを信じられますか?

写真なんて撮ったらすぐに見るというのは常識の現代。

スマホやデジタルカメラが一般の家庭に流通し始めたのは20年の歴史もないのです。知ってますか。

撮っても写ってなかった、なんてことは結構あったことなのです。マジな話です!

撮っても写ってなかったって?

⭐️ 撮っても写ってなかったって、どういうことか分かりますか。

デジタルカメラであれば撮った後すぐに撮ったものを確認するので、写ってなかったなんてことはあるはずもありません。

間違って撮った写真を消去してしまわない限りなくなることはありません。

でもフィルムカメラでは撮影現場で何かを撮影しても、写っているかは分からないのです。

⭐️ フィルムカメラでは撮影したフィルムを現像しない限り写真は見れないのです。その不安って分かりますか?

どこかにお金をかけて旅行して撮影をしたとします。帰ってきて現像してみたら何も写ってなかったなんてことはよくあった話なのです。

笑い話のようですね!

⭐️ プロの世界では現実はもっと厳しかったのです。

どこかにスタッフと一緒にロケに行ったとしましょう。海外ロケなんかだともっと深刻です。

何百万、いや数千万もかけて海外に行き、有名な俳優さんなんかを連れて行ったとして、辺境の地で何かを撮影したとしましょう。

撮影が終わっても、フィルムにちゃんと写真が写っているかどうかということは誰にも分からないのです。

写っていなかったら大変なことになります。損害賠償もんですね!

写っていない要因は多々ある!

⭐️ 写っていなかったとしたら、要因はいくつもあります。

◯まずは自分のカメラ操作を誤ったということ。よくあるのが露出の読み違いです。微妙なライティングだと露出の間違いは致命的です。

露出をちゃんと図っていたとしても、カメラにその数値をちゃんと設定しなかったら、これも致命的です。

デジタル以前では、現場でどういう映像が見れるかというのは、ポラロイドに頼る以外にありませんでした。

でも、その数値をカメラの方に反映しないと映らないこともあるわけです。

みんな人間ですから、しばしばあったのです。

◯ひどい話ですが、フィルムが入っていなかったということもあります。

◯フィルムがすでになんらかの理由で感光してしまっていたということも。撮影前か撮影後にも考えられることです。

◯飛行場の手荷物検査の機会を通すところでX線にやられてしまうということも。

◯単純にフィルムをなくしてしまうということも。

◯現像所が間違うことも。信じられないですが、ちょくちょくあったのです。現像所の良し悪しはとても重要でした。

みんな日本の、行きつけの現像所で現像をしたかったわけです。

海外ではそういうわけにもいかないので、写真家にとっては命がけですね。

写っていた時の感動は毎回素晴らしいのです!

これは写真家であるという実感を感じられる最高の瞬間なのです。

写真家であることに喜びを感じる瞬間なのです。

この瞬間のために、写真を撮っているんだと感じる瞬間ですね。

でも、デジタルの写真ではそういう感動はないと思います

時代は変わったんですね!

 

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