フィルムカメラの人気|これから間違いなくリバイバルブームになる!

📷フィルムの世界がデジタルに完全に移行したのはこの10年たらず!

カメラがこの世に現れたのは19世紀の前半と言われています。絵画はその形態が違うのは当然ですが、人類がこの世に現れてから何万年もの長きにわたって描かれてきました。写真の歴史は200年にも満たないのです。

その歴史がつい数十年前にまた変革を遂げたのです。私は長年写真家として活動してきましたが、アナログからデジタルへの変革の時代に遭遇したということは実に感慨深いものがあります。100パーセントフィルムによる撮影ばかりをしていた世界から、100パーセントデジタルによる撮影の世界へと変わったわけです。

写真はフィルムと現像という2つの要素が必要になるわけですが、当然素人にはなかなか立ち入ることができない世界でした。今のように誰でも好きな時に撮影をし、すぐに結果が見られるという世界になったのはここ20年のことです。たった20年です。スマホが流通し、誰でもカメラを持ち合わせて、いつでもどこでも、、ということになったのはこの10年たらずのことです。わずか10年たらずです。

こういう時代に生きているということに感謝したいですね。もう少し早く生まれていたら、デジタルの世界を見ることはなかったでしょうし、今頃生まれていたら、フィルムの世界を見ることなど全くありえなかったでしょう。

⚡このような変革を体験できるなんて!ただただ感謝あるのみです!

📷全く変わってしまった撮影手法!

どれだけ撮影手法が変わってしまったか、、、と言うのは一般の方々にはあまり理解できないことではないかと思います。現実問題として、デジタルに変わったことによって写真家としての仕事から身を引いた人もたくさんいるのです。

写真家というと職人気質の人たちが多かったのも事実です。様々なカメラを駆使してフィルムで撮影し、帰ってから暗室に入ってフィルムを現像し、紙焼きをするというのが一般的でした。カラーフィルムに関しては現像所に出していましたが、カラーフィルムさえも現像していた人もいました。

⚡まさに撮影した後が戦場だったのですね。そこでの勝負で、できの良し悪しが決まってくるのです。

撮影の後には、現像所と行ったり来たりというのが日常だったのです。それがどうでしょうか、、、現在では写真を教える学校でも暗室での作業は特に教えていないそうです。選択ではあるそうですが、、、。 暗室のことなど全く知らない人がメジャーになるんでしょうね。悲しいといえばそうですし、まさにこの変革の時代のなせる技ですね。現像所と言われる場所も非常に少なくなってしまいました。

⭐一般的なアマチュアの世界でも状況は似たようなものです。大体の人は35mmのカメラを持っていたわけです。もちろん各人で携帯電話を持っているわけでもありません。ましてやスマホなど夢のまた夢、、。でも、つい15年ほど前まではこんな感じだったのです。

フィルムは一般的に24コマか36コマしか撮れません。たったこれだけです!

これがまず決定的な違いですね。わずか36こしか写真が撮れないのです。今のようにほとんど無制限に写真を撮って、すぐに見て、いらない写真は捨てていく、、、、という作業はできなかったわけです。36個しか撮れないわけですから、当然撮り方も多少慎重になりますね。たとえフィルムを3つ持って行ったとしても100個ちょっとしか撮れないわけです。

撮ったとしてもすぐにそれが見えるわけではありません。持ち帰って、近くの現像所に持って行き、プリントにしてもらうまでは全く何も見れなかったわけです。どれだけ綺麗な写真が撮れているか、、あるいは、失敗して何も映っていなかった、、ということさえ分からないわけです。

プロの撮影などになるとそれはそれは大変でした。フィルムの本数も数百本を超える場合もあるので、撮った後のフィルムの管理、現像処理などが撮影と同じくらい大事な作業でした。どういう出来栄えになってなっているか全く分からなかったわけですからね、、、いつも不安があったわけです。

⚡すぐに見れる手段はポラロイドしかなかったのです。

現在でもこの手のカメラはカメラ屋さんに行けば売っていますね。撮影すればギーッと音がして写真が出てくるやつです。少し味のある画質になるのですが、そのアナログ感が気に入られて結構今でも使われています。遊びだけでなく、仕事の面でもまだまだ現役です。例えば、いろいろな服のコーディネートなどをして壁に貼って検証したり、、、。コメントを書いたり、、用途はいろいろです。

ただこれは大体全てオートで撮るので絞りやシャッタースピードと言うものの設定ができるものは限られていました。プロの現場では実際のカメラのバックにポラロイドを装着できるものを付けるという手法が使われていました。すなわち、絞りとシャッターが設定できるということですね。これで撮影の前にポラロイドで撮影をし光の具合や構図などをチェックしていました。スタジオなどのストロボ撮影の時も同じ感じです。とにかく全てアナログですね。

⚡我々は変革の真っ只中にいるのです!

📷フィルムカメラの世界がどれほど魅力的か!あなたもトリコになる!

⭐フルムカメラの、、この不便さがいいんですね。

何もかも便利になってしまった現代社会。昔ならいろいろ分かっていないと写真撮影なんてできなかったのがどうでしょう、、、。いつでもどこでも、何も考えずに撮れる時代になってしまいました。

こういう時代だからこそ、ちょっと遠回りして、あまりみんながやっていない手法でやってみるっていうのはどうでしょうか。フィルムカメラは単純に見えて実に奥が深いんです。個性が発揮できるとしたら、、、フィルムカメラですね。

デジタルカメラはどちらかというと撮影の後の画像処理に重きを置いている感じもしますが、、フィルムカメラはまさにそのフィルムに自分の技術や個性を取り組むという全く違ったアプローチになります。その奥深さはデジタルにはありません。粒子の粗さや現像時間、色味のつけ方、、などなど手法は様々です。

24コマか36コマしか撮れない1本のフィルムに魂を集中させてください。実に面白いですよ!

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