フォトグラファーのエージェント|海外では彼らの存在は大きい!

📷エージェントとはなんだろう?

最近よくエージェントという言葉を耳にしますね。今まで日本ではあまり聞かない言葉だったと思います。でも海外ではあらゆるアーチストにエージェントがついていると言っても過言ではないでしょう。

有名になればなるほどエージェントの存在は大きくなってきます。写真家やメイクアップアーチスト、スタイリストなど、はたまた現代アートのアーチスト、音楽家、俳優、スポーツ選手に至るまでその範囲は多岐にわたっています。

⭐️今回は私の精通しているフォトグラファーのエージェントについて述べたいと思います。

エージェントは仕事を探してくるのを主たる目的としています。よって代理店やクライアントへの売り込みもします。クライアントからの仕事の依頼があれば窓口となることは当然ですし、スケジュールの調整、ギャラの交渉、諸々の手配など様々な仕事をこなします。

⭐️有名なエージェントは通常フォトグラファーを2〜3人から5〜6人抱えています。大きなエージェントだと若手なども含めると10数人抱えているところもあります。 通常アメリカなどではだいたいギャラの25%ほどを手数料としてエージェントは受け取ります。よって何人もフォトグラファーを抱えると、フォトグラファー自身よりも収入が多くなるケースも多々あります。

⭐️有名なエージェントに入るのは相当難しいと思います。有名なエージェントは数人の有名なフォトグラファーを抱えていれば十分ですし、名前の売れていない新人を抱える必要性もありません。 ただ、ネットの普及によって、彼らの仕事の仕方にも変化が生まれているようにも思います。ネットを利用することによってエージェントにとっても以前よりは売り込みがしやすくなってきたのも確かです。

📷エージェントが一番気にするのはその個性・スタイル!

🔴いいエージェントと関係を持つのが難しいことは事実ですが、彼らはいつでも個性のある卓越した才能を探しています。これは事実です。

エージェントは今抱えているフォトグラファーとスタイルがバッティングすることを一番嫌います。スタイルが同じだとグループに入れたいと思っても、すでに属している写真家たちは必ず反対するでしょう。 こういうエージェントのグループでは新しいフォトグラファーを入れる時は原則他のフォトグラファーの了解を得ないと承認されないことが多いと思います。

海外では他人と違う個性を持つことが成功への必須条件です。向こうではスタイルといいますが、自分のスタイルをいかにして確立するかというのが自分にとって一番大切なこととなります。

▼ただ、これはどういう写真を撮っているか、、ということとも関係があるのでご注意のほどを、、、。 絶対的にスタイルが必要になってくるのはファッションフォトグラファーだと思います。ファッションをやるのであればスタイルがなければ欧米ではまず成功しないでしょう。それほどスタイルは大事です。

▼これに反して、商品撮影や広告をやろうという人間には個性が強いと逆効果になってしまうこともあります。そのバランスが難しいところですね。エージェントはクライアントによって相手に見せる写真を選んだりするわけです。個性を出してもいい仕事であるか、個性はできるだけ抑えてテクニックだけを強調する仕事であるか、、などなどです。 緻密な戦略が求められます。

▼日本にもエージェントと称する会社はいくつも存在しますが、欧米のそれとはだいぶ違うように思います。 この種の専門職がまだまだ日本では未熟な現状があると思います。 仕事内容やフォトグラファーとのギャラの取り分などの件で様々な問題も起きています。

📷エージェントがいた方がいい場合も、いない方がいい場合もあります!

🔴エージェントは必ず必要なのでしょうか? 関係を持ってもいろいろ言われて大変じゃないかな、、、、、とか。いろいろ考えると思います。確かに性格的に人にいろいろ言われるのはいやだという人もいます。 そういう人は一人でやった方がいいかもしれませんね。確かにエージェントを立てずに自分でやっている人もいます。ただ、ビジネスの方もやりながら仕事もするというのはかなりきつくなってくると思います。自分の事務所を持って、自分だけのマネージャーを育てた方がいいでしょう。 私はそういう形にたどり着きました。

🔴私もいろいろとエージェントを変えてきましたが、なかなか難しいというのが正直なところです。 ただ、外国人であれば、エージェントを持つことがビザを取る上で決定的に重要な時があるのです。 アメリカの場合でもエージェントがないとアーチストビザがおりないというようなことも聞きました。 エージェントがいるというのは欧米では1つのステイタスになるんですね。

▼ただ、、、エージェントにもいろいろいるので注意することが必要です。欧米では花形商売なのでやりたいと思っている人たちは多いのです。それだけ怪しい連中もたくさんいるということです。

📷今のご時世、日本からでもエージェントに接触することはできる!

そうなんです。現代はデジタルの世界。いろいろな国のエージェントを探すことは容易にできます。コンタクトを取ることもできます。万が一気に入られたらビザの相談もできるでしょう。 なんでも聞いて、相性を確認するのはとても大事なことです。

ネットでなんでもできるようになったのはこの10数年です。私がやった時はだいたい現地で強引に電話をして会いに行っていました。 それが一番手っ取り早かったということでしょうか。 それを考えると今はいいですね。ネットで作品を見せて、顔を見ての会話だって簡単にできます。 全く違った世界になってしまいました。

🔥やる気があるかどうか、、、全てはそこですね!

興味のある方はぜひ、いろいろ調べてみてください!

 

 

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