スタイリストとはどういうことをするのかな?|やりがいがある仕事?

スタイリストとは?大変な仕事!

⭐️スタイリストってどんな仕事なんでしょうか。私の経験から浮かんでくるスタイリストと言う仕事について話してみたいと思います。

ヘアサロンなどでお客さんの髪の毛を切る方もスタイリストと言うと思いますが、服に関するスタイリストについて話します。

長年写真や動画の仕事をしてきましたが、スタイリストはヘア・メイクの人と同じぐらい仕事場には必ず存在する方々です。人間が被写体の仕事であればまずスタイリストは欠かせません。

私は写真やムービーのカメラの前に陣取っていればいいわけで、撮影のその日に全力を注げばそれで仕事は成り立つと思います。こういう言い方も何ですが、、ヘア・メークの方々もその日頑張ればなんとかなる仕事です。その意味では写真家やヘア・メイクの人たちは楽といえば楽だと思います。

もちろん、写真家やヘア・メイクの人たちも撮影前に何もしないわけではありません。

必ずと言っていいほど仕事の前には打ち合わせがあります。通常の仕事であれば写真家の打ち合わせは1回か2回でしょう。でもそれで終わりというわけではありません。モデルを探したりするオーディションに参加したり、ロケ場所が決まっていない時はロケハンもしなくてはいけません。いろいろなケースがあります。機材の手配など雑用もたくさんあります。

ヘア・メイクの人たちは通常1回で済むでしょう。ヘアメイクの方達で売れっ子はほとんど毎日仕事をしているので、撮影の打ち合わせにこないことも多々あります。

でも、スタイリストは大変なんですね

準備が大変なんです。打ち合わせも数回はしなくてはならないと思います。

⭐️ファッションの撮影の場合は、仕事の内容に沿って服や小物を集めなくてはなりません。その他にもロケバスの手配など幾つかの手配も頼まれることもあります。ケースバイケースですね。

⭐️広告の場合はコンセプトに合った服を集めなくてはなりません。一つの服のコーディネーションであっても何着も集めなくてはなりません。全体としては少ない量ですが、ここでスタイリストの実力が試されます。興味のあるメーカーなどに駆けつけて、いいのがあったら借りてきます。服だけでなく靴やアクセサリー類も必要です。

決まったモデルたちとはスケジュールを調節して、試着もしなくてはなりません。広告代理店の方々などのスケジュールも関係してきます。被写体が俳優・タレントなどになるとみんなのスケジュールがなかなか合わないので試着も大変です。

場合によっては、服の他に小物や自転車、スクーター、本棚、テーブル、など必要なものは全て集めなくてはなりません。かなり大変です。借りた物はちゃんと返さなくてはならないので正確なリスト作りも欠かせません。どれがいくらかかるかという計算も大切です。

服によっては借りることができずに、買取というケースもあります。これは広告代理店の担当の方と話をして予算に合ったコーディネートを考えます。

仕事の現場でもメイク・ヘアの後の着付けはもちろん、撮影中にも細かい気遣いが必要です。ロケの場合は品物が全てあるか出る前の確認は不可欠です。

最初から最後までスタイリストは気が抜けません。片付けも大変です。帰ってきてからの服や小物の返却もあります。

⭐️雑誌などの場合はテーマが決まっていることもありますし、編集者からアイディアを求められる可能性もあります。

雑誌の場合はその雑誌によって1日に撮影する数が様々です。表紙の撮影などは1ページですが、通常は数ページから数十ページにわたることもあります。個性を重んじる写真を載せている雑誌は数は少ないですが、誰が撮っても同じような写真が載せられている雑誌だと結構な数を撮影する場合もあります。数が多い撮影だとスタイリストも大変です。

⭐️スタイリストのアシスタントはとにかく大変です。服や小物の管理、服のアイロンがけ、などなどやることはたくさんあります。大事な撮影の前日などは眠れないこともあるでしょうね。とにかくきつい仕事です。自分にはできないな、、なんていつも思っていました。

スタイリストになるには?

⭐️これはみんなが知りたいところですね。スタイリストがいかに大変な仕事であるかは述べた通りですが、売れっ子のスタイリストになるのは、これまた大変だと思います。時代を見る目が自分にはあるかどうかというのは大きな点です。これがなければまず無理です。

それがあったとして、そしてやる気が人一倍あったとして、、すぐに独立というのは難しいでしょうね。この業界は誰を知ってるかというのが大きな要素になってきます。ビジネスを覚えることは自分一人ではなかなかできません。

スタイリストの学校を出てすぐに第一線でやるというのはほとんど無理だと思います。服を借りたりするにあたってもそうそうたやすいことではありません。実績というのは重くのしかかってきます。

⭐️一番いいのは、徹底的に実績のあるスタイリストを調べ上げ、自分の感覚に合った人がいればその人にコンタクトを取るべきだと思います。会ってもらえるかどうかは運です。たとえその気があってもアシスタントの人数は決まっているでしょうし、空きがなければ雇ってくれないでしょう。

もらえるお給料も少ないと思います。向こうは「教えてやる」という風に考える風潮が日本にはまだまだあります。辛い駿年間になると思いますが、全てを吸収するという気持ちでいけば必ず得るものはあると思います。そして、何らかのコネクションも必ずできるはずです。

自分で独立できたときには、自分の世界を作ればいいわけです。もしそれが世に受け入れられたら大成功するかもしれません。師匠よりも有名になったアシスタントはたくさんいます。そういう世界です。夢は大きく持ってください。

 

 

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