🇺🇸サンタモニカは総天然色・カラーの世界!
アメリカ大陸横断もいよいよ最終段階です。旧ルート66の終着点!
約3000マイル、5000キロです。長かったですね、、。感激、感激です!
ラスベガスからロスまで約450キロほどです。ロスのすぐ近くまで砂漠地帯が続きます。
ロスは砂漠と隣接しているんですね。この街にとって水がどれだけ大事か、、ということがよく分かります。
私はなぜかロサンゼルスの海岸にあるサンタモニカというところにずっと憧れていました。
これは子供の頃からなのです。
なぜだか分からないのですが、小さい頃に見た映画が影響しているのかもしれません。
さんさんと輝く太陽、ヤシの木、白い砂浜、果てしない太平洋。その太平洋に突き出た桟橋。
その桟橋になぜか異常に惹かれる自分があったのですね。
ロスは以前に何回も訪れていた街でしたが、私はどうしてもアメリカ大陸横断の終着点としてこの桟橋の先端に行きたかったのです。桟橋の先端で車を止め、太平洋に沈む真っ赤な夕日を見る、、、、、、これが、私がニューヨークを出発した時の最終目標だったのです。
その夢を確実なものとするため、私は必死で砂漠の一本道をひたすら走り続けました。
次第に木々が増えていきます。砂漠を越えるといよいよロスなんですね。緑が限りなく美しく思えました。
ニューヨークを出発した時はあたり一面真っ白な雪の世界でした。モノクロの世界です。
ロスはなんと色鮮やかなんでしょう。咲き乱れる色とりどりの花々。新緑の緑がどこまでも透き通って見えるのです。まさに総天然色、カラーの世界です。
ただただ感激のオンパレードで胸がはちきれそうです。5000キロの終着点が近いのです。ロスのダウンタウンの摩天楼を見上げながら、一路ハイウェイをサンタモニカに向かいました。
涙がとめどなく流れてきます。手で涙を拭きながらの運転です。
ラジオからは軽快なカリフォルニアの音楽が流れてきます。ハリウッドの丘には様々な明かりが見えます。なんと素晴らしい光景なんでしょうか。私は無心で運転していたのを覚えています。
横断中の様々な思い出が浮かんでは消え、浮かんでは消えていきます。サンタモニカに着いた時には私の目は真っ赤でした。
静かに桟橋を進み、先端に車を止め、車から出てみました。
何人かの人が何もなかったように静かに釣りをしています。夕日がみんなに当たって赤く染まっています。
なんてドラマチックなんでしょう。なんて平和なんでしょう。そしてなんて平穏な光景なんでしょうか。
ゴールド色に染まった世界!私はあの時の太陽を一生忘れることはできません。
🇺🇸3000マイルの旅で得たもの!
人生の中でどうしても忘れることのできない出来事というのは、誰にでもあることだと思います。人それぞれ人生において無数の行動をするわけですが、自分の人生に決定的な影響を与える出来事というのはそうはないのではないでしょうか。
アメリカ大陸横断というのは私にとってはまさにそういう出来事だったのですね。
⭐自分を変える何かが芽生えた旅でした!
5000キロというと、言うのは簡単ですがそう簡単なことではありません。車に座っているだけ、、と言えばそうかもしれませんが、数々の難題に直面しなくてはなりません。
3000マイルを一気に旅行する人はそう多くないのではないでしょうか。
夜も更けてきて、この街で降りようか、、、あと200マイル行くか、、行かないか、、どうしよう、、。
ガソリンスタンドはこれから先100マイルにあるだろうか?
荒野のど真ん中で車が止まってしまったら、、どうしよう、、。
寝るところは見つかるだろうか、、。
手持ちのお金はもつだろうか、、、。
などなど、心配事は無数にあります。3000マイルを走破したそこには何か違った自分が存在するのを時間すると思います。
それと同時に、この国の広さと様々な人たちの人間性を理解することができた自分が存在します。