🍁トロントのベストな写真学校とは?
カナダで写真を学ぶとすればどこがいいのか、、、を考えると少し迷ってしまいます。ランキング的な資料は存在しますが、私には必ずしも的を得ているとは思えません。自分の経験値を頼りに書くことが一番確かな方法だと考えると、カナダ最大の都市であるトロントに照準を合わせてみたいと思います。トロントは私のホームグラウンドであり、どこがいいかというのは実体験として熟知しているからです。
📷 Ryerson University
カナダでナンバ−1の写真学校といえばここをおいて他にはないでしょう。
⭐Photography Studies at Ryerson
トロントには大学と呼べるものは4つほどしか存在しません。世界的に有名な大学といえばトロント大学ですが、非常に大規模で、アカデミック中心で、お堅い存在の大学といえます。これに反して、Ryersonは時代の先端を教えてくれる実にユニークな大学です。全ての学部で、社会に出て仕事をしていく上で役に立つ技術を教えてくれる珍しい学校です。
私には二人の娘がいますが、二人ともこの大学の RTA School of Media という学部に進学しました。というわけで、この大学についてはよく理解しています。総合大学なのでほぼ全ての学部が存在しますがその中には非常にユニークなファッションデザインなどの学部も存在します。
大学のサイトを見てみるとそのユニークさが分かると思いますが、入学するのは結構な倍率になっています。カナダにはいわゆる受験というようなものはありませんが、学部によってはトロント大学へ入るよりも難しいと思います。 ここの写真学部も相当難しいはずです。私の娘の時は大体5〜6倍の倍率だったと思います。
建築、グラフィック、写真、映像、インテリア、ファッションなどはカナダでもトップです。
⭐写真に関しては、間違いなくこの大学がカナダではもっとも歴史があり、一番有名な存在です。そして、卒業生は各方面で活躍しています。キャンパスはトロントのダウンタウンのど真ん中、一番の繁華街にあると言っていいでしょう。街中なので広大な緑のキャンパスというわけにはいきませんが、校舎には素晴らしい設備が整っています。
まさにカナダのアクションの中心に位置し、エネルギーを肌で感じながら過ごすことができるわけです。楽しい学生生活を送れるでしょう。
⭐唯一の問題点といえば、4年生の大学ということでしょうか。この大学は他の大学からの編入も受け付けません。授業料も外国人の場合はカナダの人間の三倍以上のお金を払わなくてはなりません。年間25000ドルほどでしょうか。と言っても、私の紹介したアメリカの有名な写真大学の半分ぐらいでしょうか。アメリカの大学の授業料は普通の人間にはきついですね。
ともあれ、アメリカよりは安いとはいえ、4年間の生活費のことも考えると、結構な金額になります。大きな投資ですね。でもあなたの人生でもっとも充実した4年間を送れるかもしれませんよ。
📷 Humber College
4年は時間的にも、金額的にもきつい、、、という方にはここがおそらくベストでしょう。
⭐Photography Studies at Humber
カナダでCollegeというのは少し変わった意味合いを持っています。日本で言う短大という感じでもありません。どちらかというと専門学校的な位置づけでしょうか。 カナダにはこのCollegeというのがたくさん存在します。学べる項目の多さは驚くばかりで、かつとても専門的なことを教えてくれるので、トロント大学を卒業したような人でもCollegeに行き直すという人間もたくさんいるのです。要するに大学では実社会での専門知識が十分に得られないということです。
⭐さて、私はトロントでこのHumberに留学をしている何人かの日本人に会ったことがあります。結構レベルの高い教育をしていると思います。充実の2年間を送れるのではないでしょうか。卒業時には結構いいポートフォィオが作れると思います。校舎はダウンタウンからはかなり離れているのですが、難点というばそれぐらいでしょうか。
トロントのCollegeの中で写真を勉強するのであれば、Humberは間違いなく一番だと思います。トロントでの一般的な評価ということです。校舎も立派ですし、設備も充実しています。楽しい学生生活が送れることは間違いありません。
外国人の場合、授業料は年間15000ドルほど。その他生活費、雑費というわけです。これが2年必要ということですね。でもRyersonよりはだいぶ現実的ですね。
⭐いくら専門学校的と言っても、少しだけ一般教養的な学科も取らされます。日本人の学生は結構これで苦労していましたね。もちろん全て英語なので苦労する、、、というわけです。
でも充実した2年間が送れるでしょうし、業界の知人もできるでしょう。卒業後の労働許可などの道も開けていきます。それら全てを考えるとしたら、決して悪くない投資ではないでしょうか。