渡辺雄太の年俸はいかほど?|バスケットで食っていけるのだろうか

ここまでの苦労に見合っているのか?

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⭐️どの国でもそうですが、プロのスポーツ選手になるのは並大抵のことではありません。

NBAの場合、1チームの選手は15名ほどしかありません。スターターが5名ほど、15人に入るだけでもすごいことです。この中には世界的なスーパースターが当然混じっています。すぐに辞める訳でもありません。

30チームほどあるわけですから、全部で450人ほど。平均で8億円と言われる年収はすごいですが、世界でこれだけしかいないということです。

当然毎年戦力外だと言われてNBAを去る人間もいるわけです。スーパースターにしても年齢が来れば引退となるでしょう。八村塁君が関わったドラフトでも世界中から60人しかいないわけです。チームの人数は変わらないわけですから、確実に誰かは去っていきます。

自分から辞める時期を考えられる人間は全体の中のごく一部の人たちです。通常は戦力外を言い渡されます。平均的には5年もNBAにいられないと言われています。才能が認められて、故障がなかったとしても平均5年の選手生命というのは変わりません。八村君や渡辺君にしても同じことが言えます。

⭐️一説には渡辺雄大君はは2-way契約なので年俸は900万円にもいかないとのこと。2-way契約も勝ち取れない選手は掃いて捨てるほどいます。業界のトップの少し下でもすごいことなのですが、それでもこの程度ということです。長年の苦労に見合っているのでしょうか。

彼の経歴を少しおさらいしてみましょう。

渡邊 雄太(わたなべ ゆうた、1994年10月13日[2] – )は、日本の男子バスケットボール選手。香川県木田郡三木町出身[3]。ポジションはSF[2]。ジョージ・ワシントン大学卒業。メンフィス・グリズリーズ所属。

渡辺雄太より引用

⭐️彼の場合バスケットが優れていたのでおそらく奨学金をもらっていたと思うのですが、それでもいろいろとお金はかかってきていると推測します。彼の場合日本の高校を卒業してジョージ・ワシントン大学に入るまでにプレップスクールというのにも行っています。

ちなみにジョージ・ワシントン大学というのはアメリカでも超有名な大学です。全米でランキング的には20位ほどでしょうか。アメリカの大学のNCAA(National Collegiate Athletic Association)はある程度の成績がないと試合に出ることができません。その意味では彼もかなり勉強したと思います。異国の地での勉強がいかに大変かは私も経験済みなので想像がつきます。

⭐️そうやって考えてみると、ずっとNBAにいるというのは大変なことですね。NBAに入るのも大変、とどまるのも大変ということです。

まずアメリカの有名大学は授業料だけで年間4〜5万ドルです。生活費雑費を加えると7万ドルはするでしょう。全てが奨学金であればいいですが、こちら持ちであれば大変なことです。

🏀全米のNCAAに属しているバスケットボールの選手は約4500人いるとのことです。その中から60人のドラフトにかかるのは並大抵のことではありません。怪我や様々な要因も関係してくるでしょう。

ここにこんな統計があります。

🏀全米の高校を卒業する生徒の中で大学のNCAAでプレーできるのは約2.9%です。

🏀全米の大学のNCAAからNBAにドラフトされるのは1.3%です。

🏀全米の高校生で最終的にNBAにドラフトされるのはわずか0.03%です。

⭐️これらの結果を検証してみると、渡辺雄大君がNBAに挑戦することの勇気を讃えたいと思います。天文学的な確率を通り抜けてNBA選手になっても平均寿命は5年未満です。大変な情熱 (Passion)がなければ成し遂げられないことは明らかです。お金が目的ではない何かがあるんでしょうね。彼の成功をただただ祈るばかりです。

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