カナダとアメリカは似て非なるもの!
このブログは海外に行きたい人向け、、、というような感じですが、最近の世界情勢は非常に気になるレベルに達していますね。
特にトランプ大統領になってから今まで常識と考えられていたことが常識とならなくなった感じですね。彼が熱望しているカナダのアメリカへの編入ですが、これは驚きを持って捉えられています。カナダではあの発言以来アメリカへの反発が強いです。かなり強いですね。
そもそもカナダとアメリカは似て非なるものです。非常に違います。カナダとアメリカで永住権を取った自分としては声を大にして言いたいですね。
今日は概略ですが、問題点をまとめてみたいと思います。
結論から言えば、カナダがアメリカの「51番目の州」になる現実的な可能性は極めて低く、ほぼ不可能に近いと思います。これは主に法制度・政治・国民意識の三つの大きな障壁があるためです。全てが違うということです。
制度面の障壁
アメリカが新しい州を編入するには、米議会の承認だけでなく、通常は当該地域の住民の強い同意が必要です。一方カナダ側でも、国家主権を放棄することになるため、連邦議会と各州の憲法的な承認が必要となり、極めて複雑な手続きになります。事実上、双方の憲法改正レベルの大問題となるでしょう。
政治・外交の現実
カナダは独立国家として長い歴史を持っています。NATOやG7の主要メンバーでもありますし、主権国家としての地位を自ら放棄する政治的動機がありませんよね。あるはずがないです。また米国側にとっても、人口約4000万人のカナダが州として加われば、選挙制度や議会勢力のバランスが大きく変わり、国内政治に強い影響を与えるため、支持が広がる可能性は低いはずです。
国民意識の壁
これが最も大きいとされていますね。世論調査では、カナダ国民の大多数はアメリカへの統合に否定的であり、文化的・社会制度的な違い(医療制度、銃規制、社会保障など)も大きく、国家アイデンティティの観点からも受け入れは極めて困難と言えるでしょう。
「理論上の可能性」
これがあるとすればどのような状況でしょうか。現実に近いシナリオとしては、①カナダが極端な経済崩壊や政治的混乱に陥り、国家機能が深刻に弱体化する場合ですね、②北米全体で安全保障の統合が進み、EUのような超国家的な連邦体制が形成される場合、そして③カナダ国内で地域分裂が起き、一部地域のみが米国編入を望む場合、などが考えられます。しかし、いずれも現時点では起こる兆候はほぼありません。
総合的に見ると、この発言は現実的な政策提案というより、政治的レトリックや象徴的な強硬姿勢を示す意味合いが強く、実際に実現する可能性は極めて低いと思います。
次回はもう少しこの問題を掘り下げてみたいと思います。この地域に移住したい人たちにとっては知っておくべき問題です。

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