2019年9月某日。
ニュースで若者の市販薬の大量摂取(乱用)が取り上げられました。
市販薬というのは、ドラッグストア等で販売されている風邪薬等の薬を指します。
以前までは、危険ドラッグや覚せい剤等の薬物の問題が市販薬にまで及んできています。
市販薬に手を出す理由は様々ですが、ストレスからの逃避や快楽の為、危険ドラッグの規制強化があり、危険ドラッグと違い違法性がないと思われている為に拡大しているそうです。
危険ドラッグがこんなにも若者に蔓延していたのかと思うと筆者は驚きを隠せません。
政府が対策を練ろうにも現状ではかなり難しいそうです。
例えばドラッグストアで販売個数制限の対策を行なったとします。
が、また別なドラッグストアを周って買う事もインターネット上で購入する事も可能な為、規制に乗り出すには難しい現状だそうです。
ですが身体は大量に摂取すると、他の薬物と同じくボロボロになりますし、一度薬物に逃避してハマってしまうと中々抜け出せない点は違法薬物等と変わりありません。
いわゆる薬物依存です。
薬物依存について下記のような記述があります。
薬物の乱用により脳の正常な発達は止まり、突然、笑い出したり、泣きわめいたり、怒ったり不安定な精神状態になります。
また、幻覚が現れ、気が変になる場合もあります。たとえ一度でも心は傷つきます。
警視庁より引用
どうでしょうか。
とても恐ろしいし、快楽を求めて摂取したのに余計に不安定になってしまいますよね。
そして使用者は不安定な気持から一度味わった快楽の為に負のループに陥ってしまい、更なる依存に繋がったり、今までの量では満足できず、どんどん量が増えていってしまいます。
薬物の大量摂取は、一害あって一利なしです。
その時は楽になっても後々は違法薬物を同じ様に身も心もボロボロになってしまいます。
更にこの現状が続くと、政府も対策に困り果て市販薬すら販売されなくなり、仕事を休めないサラリーマンや小さな子供がいて簡単に病院に行けない主婦など困る方も出てきてしまうのが容易に想像できてしまいます。
簡単に手に入る市販薬ですが、自分の身体への負担や将来の事を考えて正しい用法容量で使用しましょう。
これ以上、薬物依存が広がりませんように。