🇺🇸アメリカの大学は学部の良し悪しで選ぶ事が大事!
⭐️私が何度も言っている事ですが、アメリカの大学を選ぶ上で一番大事なのが大学の名前だけで選ぶべきではないという事です。
日本では大学の名前だけを重視して大学を選ぶ傾向があります。例えば、大阪大学じゃ工学部に入れるけど、京都大学ならば工学部は無理そうだけど、農学部には入れる。といった感じです。
より有名な大学に入るために学部を安易に変えてしまうのはよくある話です。日本の高校の進路相談の先生などはより有名な大学への合格者を増やしたい思いが強いので、こういうアドバイスはよくあると思います。
でも、大学を変える事によって学部が変わるという事はとても大変な事です。その時点で人生が変わってきます。自分が一生何をしていきたいかという事で大学は選ぶべきです。
⭐️特にアメリカでは学部によって良い悪いがはっきりしています。良い大学ならば全ての学部が良いというわけではないという事です。学部はそのカリキュラムや先生、卒業生の状況など全ての要素を調べるべきです。
アメリカでは全米ナンバーワンの大学でなくても、ある学部が非常に優秀という大学もいくつもあります。社会もそのような事情は十分理解しているので、たとえ超有名な大学でなくてもSというわけです。
そこで単純に様々な学部でのランキングが分かるように学部ごとにまとめてみたいと思います。この学科ならこんな大学もいいんだ、、というところをご理解いただければと思います。意外な事実が分かるかもしれませんよ。
⭐️私がよく言っていることですが、アメリカの大学は学部によってその良し悪しが顕著に表れています。有名な大学が全ての学部でいいというわけではありません。今回Engineering(工学)で見てみると私の言っていることがよくわかると思います。
例えば、かの有名なハーバード大学は工学のランキングでトップ20にも入っていません。2019の評価では21位に位置しています。その代わりにあまりみなさんが聞いたことのない大学が結構登場しています。ここがアメリカの大学の面白いところです。それほど有名でない大学でもある分野で突出して有名なところもあります。
留学生はとかく大学の名前だけで大学を選ぶ傾向がありますが、一番大事なのは学部の良し悪しです。
いわゆるアメリカ大学ランキングは意味がない!
ランキンデータは各機関によって違いますが、今回は2021のUSNewsのデータを元にしています。
工学(Engineering)の全米ランキング
1 Massachusetts Institute of Technology(MIT)
2 Stanford University
3 University of California-Berkeley
4 Carnegie Mellon University
4 California Institute of Technology
4 University of Michigan-Ann Arbor
7 Purdue University-West Lafayette
8 Georgia Institute of Technology
9 University of California-San Diego(Jacobs)
10 University of Southern California(Viterbi)
10 University of Illinois-Urbana Champaign
10 University of Texas-Austin(Cockrell)
13 Texas A&M University-College Station
14 Columbia University(Fu Foundation)
14 Cornell University
16 University of California-Los Angels(Samueli)
17 Johns Hopkins University(Whiting)
18 University of Pennsylvania
19 Northwestern University(McCormick)
20 University of Maryland-College Park(Clark)
注目すべき点!
⭐️私がくどいように言っていますが、アメリカの大学の総合ランキングはあまり意味を持ちません。超有名な大学でなくてもアメリカの大学には優秀なところがあります。アメリカ人はランキングが好きです。好きだからこそ結構ランキングはチェックされています。よっていわゆる超有名大学でなくてもその業界の人間は知っているということなのです。
Engineeringのランキングは私の言っていることが如実にあらわれています。注目していただきたいのがアイビーリーグの有名校があまりないということです。トップ20に入っているのは Cornell と Columbia と Pennsylvania の3つしかありません。
ちなみに、20位以下では Princeton University が21位、Harvard University が22位、Yale University が39位、Brown University が51位、Dartmouth College が56位といった具合です。
⭐️総合ランキングでは Princeton や Harvard が1位、2位あたりにいますが、工学部(Engineering)の学部を見るとトップ20にも入っていないということです。ランキングの評価は様々な要素を含んでいます。定かではありませんが、論文の数や、卒業生の成果など多岐にわたっていることは間違いありません。ランクの上の大学から学位を取る方が就職にも有利であることは事実です。
大金を出して行くとしたらいろいろな学部を詳細に検証することが必要です。カリキュラム、環境など全てを考慮に入れて考えるべきです。
⭐️最後に余談ですが、自分が行ったからというわけではありませんが、Cornell Universityは総合評価では全米で17位ぐらいです。アイビーリーグの中では一番低いのですが、幾つかの学部ではアメリカのトップに位置しています。上記のランキングでも分かるように工学部に関してはアイビーリーグのトップです。建築学部もホテル学部、農学部も全米1位です。面白いところではファッションデザインやインテリアデザインも教えています。そのユニークさではアイビーリーグ1だと思います。
今後の各学部のランキングでまた詳しく述べていきますが、ぜひ学部の重要性を理解してください。あなたは大学に留学するのではなく学部に留学するのです。