英語力は何を学ぶかでかなり変わってくる
留学はしたいけれど、、どれぐらいの英語力があればいいのか分からない、、。なんて方も多いのではないでしょうか。 今回は私の経験を元に少しその辺を追求してみたいと思います。
日本でインターナショナルスクールなどに行った方は特別な存在と言えるでしょう。小さい時からずっと英語を使って授業を受けているわけですから英語ができるのは当たり前のはずです。英語の心配をしているようではダメでしょうね。
⭐️普通に日本の学校に行き、普通に日本の高校を卒業したとしましょう。その英語力ですぐに向こうの大学の授業についていけるかというと、、かなり厳しいと思います。 想像してみてください、日本の高校で使っている日本語もかなりのレベルですよね、向こうでは同じようなレベルの英語が使われているということです。 相当レベルは高いと思います。
向こうの大学は膨大な資料を英語で読まなくてはなりませんし、レポートも書かなくてはなりません。授業でも自分の意見を述べなくてはなりません。積極的に授業に参加しないといい点数はもらえないでしょう。アメリカ、カナダでは個々の積極性が最も求められます。いい加減な英語ではついていけないでしょう。
⭐️英語力はどの学科を選考するかによって相当変わってきます。
突き詰めていくと、、そういうことになります。 もし経済やビジネス、政治、心理学、物理学、生物学などのいわゆる文科系・理科系を選考するのでしたら、相当苦労すると思うのでそれは言っておきます。普通の日本の高校で学ぶ英語では100%理解するのは至難の技だと思います。日本の大学のそういう教科書を見てください。日本語でも相当難しいことが書いてあると思います。それが全て英語で書いてあるわけです。分厚い教科書をいちいち辞書を弾きながら読んでいく、、なんてことは到底できませんね。
⭐️英語以外で表現できる学科はだいぶ英語力が低くてもついていける!
具体的にいうと、私がやった建築とか、デザイン、アート、映像、写真、音楽、などの学科ですね。レポートの代わりに自分の作品で先生に見せられる学科ということです。
私が行った建築などを例にとってみると、図面や模型をみればものの良し悪しは誰にでも分かります。もちろん作品のコンセプトや様々な点についての先生や同僚からの質問に答えなければならない必要性は当然あります。でも作品がほとんど全てを語ってくれていると言っても過言ではないでしょう。
特に建築の場合は最終的な図面よりもそこに至るまでの過程がとても重要になってきます。先生方は最終図面を見なくてもほとんど良し悪しは分かっていると思います。でも、こと英語に関してはネイティブな連中ほどの英語力がなくても大丈夫ですし、十分に勝負できると思います。
大学院の方が英語力がなくてもやれる!
⭐️これは少し意外だと思われるかもしれませんが、私が経験したことから判断するとそういうことになります。 正直言って大学1年から向こうの大学に入ってついていくことの方が難しいと思います。 その前に、日本の高校から向こうの超一流大学に入るのはかなり難しいと思います。
大学院の方がどちらかというと楽というのは専門分野に特化しているということが理由です。日本の大学で自分の専門分野をすでにやっているので、英語力がなくてもある程度のことは理解しているということです。
⭐️アメリカの大学院で日本から来た生徒に何人か会いましたが、正直言って英会話はひどいものでした。日本から来た全ての大学院生はそんな感じでしたね。大学院は日本の企業などから派遣された生徒も多く、お堅い連中が多かったように思えます。あまり私は彼らの輪の中には入っていけませんでしたね。
専門的な分野だけをやるのでやはり楽な面は多々あると思います。かなりのことを知っているのと、専門分野だけの英語でもある程度いけるということです。 もちろんレポートなどはネイティブの連中に徹底的に検証してもらうことは不可欠と思います。 大学一年から4年やる方がずっと大変だと思います。
⭐️私も大学院でアイビーリーグに入りましたが、どちらかというと大学院の方が入りやすいと思います。大学での実績を見せられるということは、ある意味一点に絞って審査してもらうわけですから、自分の能力を見せられるチャンスがあるわけです。
英語に自信がなければ大学院で行くことを考えた方がいいかもしれませんね。