アメリカに負けないカナダのいいところはどういうところだろうか?

アメリカとカナダは似て非なるもの!

⭐️私はアメリカとカナダで永住権を取得しました。両国を同じように考えている人は結構多いのではないでしょうか。確かに一見すると似ているところも多々あり、違いが分からないという人もいると思います。アメリカとカナダの違いは様々なサイトで論じられていますが、今回は私の経験から述べてみたいと思います。

🍁両方に住んでみると分かりますが、様々な事が違います。なんせアメリカは世界一の超大国ですから、一番である事柄もたくさんあるでしょう。カナダの人口はアメリカの十分の1しかありません。経済的にもその規模なので、アメリカと比較することも難しいと思います。

少し違いをあげてみましょう。

🔴単位の表記が違う。

アメリカは今でもヤードやポンドといった単位を使っています。世界的にもこのような国は少ないと思います。初めてアメリカに入った時、私は建築を学んでいたので、図面の書き方が根本的に違うので苦労しました。高速道路の表記が一番顕著な違いでしょう。カナダからアメリカに入ると全てはマイル表記なので、スピードを含め気をつけないといけません。

その他、

🔴子供の学力はカナダの方がずっといい。大学までの学費もアメリカよりははるかに安い。

🔴肥満の度合いはカナダの方がずっとまし。

🔴一般的に接客態度や他人への態度がカナダの方がいい。

🔴カナダの医療保険はアメリカとは比べ物にならないほどいい。

🔴カナダの治安はアメリカとは比べ物にならないほどいい。

などなど様々あります。

でも、どちらが平和かという観点から考えると、カナダに軍配があがるように思えます。これが一番大事なことだと私は思います。

アメリカは素晴らしい国ですし、私も大好きですが、問題もいろいろとある国です。アメリカはやはり冒険の国です。様々な事柄がオーガナイズされていません。貧富の差も大きいですし、全ての人が平等に扱われているか、、と言うとそうではないように思えます。アメリカには様々な差別が現存していると思います。これは現実だと思います。お金がなければアメリカで生きていくのは簡単ではありません。

ニューヨークのように人種が混在しているところではそれほど感じないかもしれませんが、大都市を出るといろいろと感じるところはあると思います。

カナダには差別は少ない!

⭐️私は世界の8カ国に住んだ事がありますが、差別という観点から考えるとカナダほど差別のない国はそうはないと思います。この国は現在でも様々な国から移民が押し寄せています。トロントの住民の半数は海外で生まれた人達です。カナダはどの国からも平等に移民を受け入れています。

トロントは世界一の移民の街です。あまりにもたくさんの民族が住んでいる現状を考えると、差別をする意味などどこにもない事が分かるでしょう。

私の家族は2001年の夏、ニューヨークワールドトレードセンターの悲劇の1ヶ月前にモントリオールに移住しました。それから1年半後にトロントに移住しましたが、私を含め子供達も何かの差別を受けたという記憶はありません。

カナダでは全ての人種がそれぞれのアイデンティティを保ちながら、仲良く暮らしています。カナダに住んでいても、永住していても、それぞれの国の人間として生きる事ができるのです。

🇺🇸アメリカではなかなかそういうわけにはいきません。もちろんそれぞれの国のアイデンティティは存在するでしょうが、どこかに違和感を覚えることもあるでしょう。アメリカに移住するということは、アメリカ人の考え方、流儀を受け入れなければならない環境があるように思えます。アメリカに移住しても、自国のいい話ばかりをすると、なんらかの違和感を感じると思います。アメリカにいたいのなら、アメリカ人になれ、という風潮はあると思います。

カナダでは人種・男女・宗教などの差別がない!

🍁いろいろな国に住んできましたが、カナダほど寛容な国はないと思います。全ての人を平等に扱うという観点からするとカナダはアメリカより圧倒的にすぐれていると断言できると思います。男児差別がないということでは世界一です。

カナダは国としては実にまとまった、制度の行き届いた国だと思います。 私が感じるカナダとアメリカの一番の違いはこういうところかもしれませんね。どちらが平和かと言われるとその答えはカナダだと思います。

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