🇺🇸アートスクールの定義は広い!
海外にアート関係の分野で留学をしたいという方は多いと思います。世界には何かあると思いませんか? 私もその一人でした。でも、アートというと非常に範囲が広いので少し絞って調査してみる必要があると思います。
アートというとファインアートからグラフィックデザイン、環境デザイン、インテリアデザイン、プロダクトデザイン、ファッションデザイン、フィルムなどなど、、、パフォーミングアート関係も入るので非常に範囲は広いと思います。
とりあえずArt &Designで見てみましょう。
⭐アート&デザイン 学校 ランキング アメリカ
topuniversities.comによるランキング評価は次のようになります。アート&デザインは非常に範囲が広いので、総合的な判断とお考え下さい。
#1 Massachusetts Institute of Technology (MIT)
アート&デザインにMITが君臨しているというのは意外ですが、ここは実にユニークな大学です。決してお堅い理工系の教育だけではありません。ここにはMITidmというのもあり、デザイン活動もしています。ただ、この学校らしくリサーチや理論、研究に基づいたデザイン活動が主体でしょう。
#2 Parsons School of Design at the New School
ニューヨークでは大変に有名な学校です。特にファッションデザインは有名です。卒業生にはダナ・キャラン、マーク・ジェイコブス、アナスイなど多数。校舎も五番街の13丁目あたりで最高の場所です。私もフルタイムではありませんがいくつかコースを取りました。
#3 Rhode Island School of Design (RISD)
全国的に有名な学校ですね。ファインアートから商業アートまでなんでも活発です。
私はここの大学院に進み、主に写真を専攻していましたが、技術面のことはほとんどNYの仕事の現場において学んだと言っていいでしょう。在学中から現場で働くインターンシップがとても盛んです。単位にも勘定してくれます。
実用的なデザイン技術を教えてくれる大変にいい学校です。ファッションからグラフィックまで様々なデザインを教えています。
#5 School of the Art Institute of Chicago (SAIC)
ここも大変有名です。私の親友の奥さんはここの出身で、ある有名ファッションブランドでデザインのトップとして働いています。
#6 California Institute of the Arts
私が初めてアメリカに行った時入学のOKをもらっていた学校の1つでした。ウォルト・ディズニーが作った学校で、ディズニーとは大きなパイプを持っています。ダンスから音楽、デザインまでなんでもあります。卒業後はディズニーに行けるチャンスがあるかも、、、。
言わずと知れた西海岸の私立の大学です。総合大学なのでアートから演劇、音楽までなんでも学部はあります。ただデザインに関しては理論的な面が強いのではないかと推測します。
エールもアイビーリーグの有名な学校でスタンフォードと同じような感じではないでしょうか。ここの演劇やファインアートは有名です。ただ、コマーシャルアートはどの程度までやっているのか、検証が必要です。私の知り合いもここを出てブロードウエイで俳優をしていました。
ここも大変有名な学校です。総合大学なのでYaleと同じような感じではないでしょうか。
#10 Art Center College of Design
ここに私は1学期だけ在籍しました。Cornellを卒業後インテリアデザインを学ぶために入ったのですが、写真学部の写真を見たことが私の人生を変えてしまいました。一般的な評価ではウエストコーストでは一番有名ではないでしょうか。コマーシャルアートでは文句ないですね!ここの写真やデザイン、特にカーデザインは有名です。パサディナの高級住宅街の山の上に校舎はあります。なかなか入るのが難しいと言われています。
#11 University of California Los Angeles (UCLA)
UCLAも総合大学なのでコマーシャルアートをどれほど深くやっているのかは検証が必要です。映画学科は有名ですね。
Columbiaもアイビーリーグの学校です。よって理論面の方が強いとは思いますが、調べてみる価値はありますね。何と言ってもニューヨークで一番有名な大学です。
#13 School of Visual Arts (SVA)
この学校はその名のごとくVisual関係ではとても有名です。私のスタジオからものの5分ぐらいのところにありました。写真業界の中心地に位置しているので雰囲気もいいです。写真やグラフィックではとても有名ですね。
#14 California College of the Arts
この学校は実にいろいろなジャンルのカリキュラムを備えています。グラフィックからセラミック、ジュエリーまであります。楽しそうな学校ですね。ロケーションはオークランドなのでサンフランシスコが中心になります。
ここも総合大学なのでコマーシャルアートをどれほど追求してくれるかは調べる必要があります。ただ、ニューヨークの一番いいところに位置していますし、マンハッタン生活を満喫できるでしょう。映画学科は有名ですね。
コーネルはユニークな面を持っています。私はここの建築学科に留学し、M,Archを取得しました。アイビーリーグの大学であるにもかかわらず、ファッションデザインやインテリアデザインもやっています。ニューヨークから車で7〜8時間も離れたところにあるので、大都会は恋しくなりますが、キャンパスの美しさは壮観です。
プリンストンもアイビーリーグの有名な大学なので、アカデミックな面が強いとは思いますが、検証が必要です。
ご覧になって分かるように、デザイン学校から総合大学やアイビーリーグまでいろいろと列挙されています。総合的な判断ということでこういうことになっているのだと思いますが、アートの範囲は非常に広いのでそれぞれの分野で詳細に調べてみる必要があります。興味のある方は1つ1つじっくり検証してください。実際にどのような授業をしているのか調べる必要があると思います。
総合大学はどちらかというと実技の方より、理論面(Academic)で強いのではないかと思います。デザインそのものに興味があり、お金の儲けられるコマーシャルアートを勉強したいのであれば純然たるアートスクールの方がいいのではないかと思います。
卒業時にどのような学位がもらえるかということも非常に大事です。BAなのかBFA なのか、あるいはBSなのか、各大学の学科ごとでかなりの違いがあると思います。学位は卒業後の進路に影響してくるので慎重に検証する必要があります。
大学院だと、MA,MFA,MSなどがあります。私の場合ははCornell UniversityでM.Arch、Pratt InstituteでCommunication Designを専攻しPhotographyを中心にやったのですが、MSをもらいました。
⭐自分で詳細に調べることが必要です!
自分の人生ですから、自分でいろいろ調べることが重要です。今はインターネットという便利なツールがあるのでいろいろと聞けると思います。みんなとても親切です。私もいろいろと調べました。当時はまだネットではなかったので大変でしたが。
プログラムの詳細をじっくり聞いて調べてください。自分のやりたいことができるのかどうか、ということですね。お金は無駄にしないように!