🇺🇸大学と大学院では評価は変わる
アメリカで建築を学びたいと思っている方も多いと思います。私はコーネル大学で建築の大学院に進みM.Archを取得しました。その経験を少し述べようかと思います。
アメリカの場合、建築を学ぼうとすると、日本とは少し違ったシステムになっていることに気づきます。アメリカでは大学レベルの勉強で4年制と5年制があります。そして、5年制のある大学が以外と少ないのです。
4年制だと卒業してもB.Aしかもらえません。B.Archを取得するためには5年生の大学に編入するしかありません。そういう意味でコーネル大学の評判は群を抜いています。他のアイービーリーグの大学には5年生の建築学部はないからです。
⭐4年生の大学を出た人は、幾つかの選択肢があります。コーネルのように5年制の大学に編入して1年を過ごします。編入できればですが。というのもコーネルはレベルが高いので前の大学の単位を全て認めてくれるわけではないからです。当然審査があります。
B.Archがあれば仕事をする上で全く問題はありません。あとは自分の頑張り次第ですね。早く仕事をしたい人はずっとB.Archだけでやっていく人もたくさんいます。才能があれば特に大学院に行く必要もないでしょう。
⭐または、4年制を終えた時点で大学院に進むという手法です。B.Aの人はM.Archを取るのに2〜3年はかかるはずです。ただアメリカは何事もフレキシブルにできているので、例えばサマーコースを取ったりするとDegreeを取る期間を短縮できます。
ハーバード大学やエール大学など、他のアイビーリーグの大学にも5年生の建築学部はありません。どちらかというと大学院の方に重きを置いている感じでしょうか。
🇺🇸大学建築学部ランキング
ランキングはいろいろな機関で行われていますが、明確な判断基準は分からないので、いろいろと変わってきます。今回はarchdaily.comに掲載された情報を検証します。
先ほども述べたようにここに出てくるのはB.Archが取れる5年生の大学ばかりです。B.Aしか取れない4年制の大学では仕事を探すのに結構苦労すると思います。
B.Archのプログラムでは間違いなくアメリカNO.1でしょう。アイビーリーグとしての大学の名前もありますし、卒業後の就職に有利だと思います。才能があればコーネルのB.Archだけでも十分にやっていけると思います。
私は他の大学の建築学部は知らないので、コーネルの評価しか言えませんが、とても充実した5年間になると思います。斬新な建築学部の校舎は夜になってもいつも明かりが灯っていました。みんな遅くまで作業をしていたんですね。授業は非常にタフで、途中でドロップアウトする生徒もたくさんいますが、ここでの5年間は一生の思い出になるでしょう。
環境も最高です。ニューヨークなどの大都市からは離れていますが、ある意味勉強に没頭するにはいいかもしれません。友達もたくさんできるでしょうし、学内でのアクティビティもいろいろあります。寂しくはありません。建築学部は最新の斬新な校舎、カユーガ湖を見下ろす広大な美しいキャンパス、最高の学食、楽しい寮生活、フットボール観戦、、、楽しんで勉強できる環境ですね。 あらゆる面でアメリカで最高です!
アメリカの大学で最高の建築の勉強をしたいのならここです。
⭐素晴らしい仲間、素晴らしいキャンパス、楽しいキャンパスライフ!
アメリカの大学で建築を学ぶのであれば、Cornell は最高のチョイスです。私が保証します。
#5 University of Southern California
#7 University of Texas, Austin
#8 Southern California Institute of Architecture
#10 Rhode Island School of Design
🇺🇸大学院建築学部ランキング
ご覧になって分かるように、4年制のUndergraduateプログラムしかないところは大学院に重きを置いているので、こちらのランキングに登場してきます。大学と大学院の両方に登場するのはCornellとUSCだけですね。
私はCornellの大学院に行ったので、詳細を知っていますが、日本の大学とはあまりにも違った環境に最初は非常に戸惑いました。今でも覚えていますが、初めて他の新入生と教授に会った時、授業内容を聞いたのですが、幾つかの取らなければいけない科目以外何もありませんでした。「何をやればいいのですか?」と聞いたのですが、帰ってきた返事は「君は何をやりたくってこの学校にやってきたのか?」と逆に言われました。
つまり、大学院である以上、自分の追求したいことをじっくり追求せよ、、、ということです。自分で何かテーマを見つけて、この学校にいる間じゅう、徹底的に追求し、M.Archのための卒論を制作するということです。自分のしたいように研究し、好きなようにデザインをする、、、というわけです。
私は数ヶ月何もできない状態が続きましたが、やっとの事でテーマを見つけ、結局のところ、2年のコースを1年半で終えました。ただ、最高のパフォーマンスができたかというと、そうではなかったように思えます。
1日の休みもなく自分のスタジオに出かけ、作品作りに奔走しました。図書館とスタジオを行ったり来たりの生活。常にプレッシャーの中にいたように思えます。余裕がなかったですね。
M.Archの発表は建築学部の生徒が数百人集まる大きな教室で行われました。そこでのプレゼンは最高に緊張しましたね。今でも忘れられません。
⭐️クラスメートは仲間でもあり競争相手でもあるのです!
🔥ここに記載されている大学はどこも優秀です。どこに行ってもあなたの将来はあなたの頑張りと才能によってどうにでもなると思います。 アメリカの大学は点数によって明確に入学が決まるわけではありません。その人のやりたいこと、意欲など点数以外の部分が大きな比重を占めています。よっていろいろな大学に願書は出すべきだと思います。どこからOKをもらえるかわかりません。
アイビーリーグの生活を経験できたのは私の人生の中でも大きな部分を占めています。あの学生生活はもう一度やってみたいですね。
#5 Massachusetts Institute of Technology
#6 University of California, Los Angeles
#8 University of California, Berkeley
#9 University of Southern California
#10 Washington University, St. Louis
⭐️一番大事なのは常に努力を惜しまないこと!
このリストに登場する大学にいくことができたなら、、、あとは自身の努力次第ではないでしょうか。建築、特にデザインは個人の才能も大きく関係してきます。自分の世界をいかにして作り出していくか、、、というのが永遠のテーマとしてあり続けるのです。
興味のある大学をぜひ見に行ってみましょう!
⭐️ネットの画面だけで全てを判断するのは難しいと思います。これだけ世界が小さくなってきた現代社会。海外に行ってみるのは決して難しいことではありません。興味のある大学などに一度行ってみるべきだと思います。
たとえ親が金持ちであっても、学生は学生らしい旅行をした方がいいでしょう。バイトをしばらくしただけでも、今のご時世、アメリカに安く行く方法を見つけるのは多々あると思います。
私も留学に先駆けてアメリカを横断しました。私が行った時などはまだ全てアナログの時代なので、行ってみて現地で安いホテル探し、、なんてこともザラでした。それでもニューヨークからロスまで行けたわけです。いつでも好きな時にネットで探せる現代でやれないことはないと思います。
ここに幾つか便利なサイトをご紹介したいと思います。
ホテル探し
Booking.Com
⭐️海外でのホテル探しに関しては Booking.com だけでいいのではないでしょうか。海外での予定を事前に全て計画して旅行することはまず無理だと思います。バックパッカーレベルの旅行であればなおさらです。 もう少しこの辺りを見たいとか、ここも行ってみたいというところが必ずあるはずです。そういう時にこのサイトだけ見ていればまず大丈夫です。海外でいくつものサイトを見るのも大変です。できれば1つで完結できればそれが最良ですね。Booking.comはアメリカのかなり小さな町でも情報が載っています。旅行の最大のパートナーとなるでしょう。
航空券探し
⭐️最近は便利なサイトが幾つかできています。どれも特徴があるので、その特徴を生かして検索していただけるといいのが見つかると思います。 ニューヨークまででも信じられないくらい安い切符もありますよ!
エアトリ
このサイトは結構よくできていると思います。ホテルの情報もかなり充実しています。ホテルの情報だけならBooking.comの方がいいと思いますが、負けないぐらいの充実ぶりです。アメリカの小さな町を検索してみればよくわかります。 このサイトのいいところは、航空券も一緒に探せるということです。面倒臭いと思えばこのサイトだけ見ていれば目的は達成できるかもしれません。便利ですね。オススメのサイトです!
airtown
格安航空券を探すには最適のサイトかもしれないですね。海外の格安航空券を24時間・365日オンラインで空席照会と予約ができるサイトです。 海外発・日本行きや、海外発・海外行きのチケットが取れます。非常にめずらしいですね。 とても便利だと思います!