コーネルの教育と名声は素晴らしいの一言!
⭐️私はアメリカでコーネル大学の建築学部の大学院を卒業しました。 今回はCornellの実状をより掘り下げてご紹介したいと思います。
大学レベルの建築学部としてはダントツでアメリカNO:1だと思います。 アイビーリーグというとハーバードやイェールなどが真っ先に出てきますが、コーネルも世界の大学ランキングでは20位以内に入っています。なーんだ、と思われる方もいるかと思いますが、かの東京大学は世界的に見るとランキングは47位あたりです。東大よりもずっと世界的にはネームバリューがあります。 アメリカでのネームバリューも申し分ありません。
⭐️ご存知かどうか分かりませんが、アメリカの大学で建築学士(B.Arch)を取得しようと思うと5年かかります。4年生の大学ではいわゆる学士の学位(Bachelor of Arts)しかもらえません。 B.ArchとB.Aとでは甚だしい違いがあります。建築のプロとしてアメリカで活動していくのであればB.Aだけでは十分ではありません。CornellのB.Archを持っていれば、才能があれば、実社会で仕事をしていくのに支障はないと思います。
B.Archを取得したいのであれば4年生の大学を卒業してからコーネルのような5年生の学校に入り直さないといけないわけです。ちなみに私は日本の4年生の大学を卒業してすぐに大学院への入学が許されました。海外からということが大きく影響したと思います。
もちろん大学院に行った方がいいとは思いますが、実社会では才能があって、仕事ができる、というのが判断基準となります。学位だけではありません。 私の友人でもCornellのB.Archだけで一生仕事をしてきた連中もかなりいます。
⭐️⭐️これは余談ですが、私の友人の女性は日本のインターナショナルスクールを卒業後コーネル大学に入学し特にmajorもなく過ごしていました。17歳でコーネルに入ってきた秀才でした。間もなくして私や数人の建築科の友人ができ建築に興味が芽生えました。
彼女は翌年建築学部の1年生として入りなおし、5年間をここで過ごし才能が開花したのです。コーネルを首席で卒業し、全米の卒業生の中でトップ5人ほどに与えられる賞を取りました。その奨学金でローマの大学に留学し、そのあとハーバード大学の大学院を優秀な成績で卒業し、そのあとはニューヨークの世界的に有名な建築事務所で働いていると聞きます。 彼女のようなケースは珍しいと思いますが、コーネルを出た学生は世界の第一線で活躍しています。
アメリカの大学は学部ごとの評価がかなり違います!
ここが重要なところです。アメリカでは学部の評価がかなり変わってきます。何もかもハーバードがいいというわけではありません。コーネルは全体評価では全米で一番ではありませんが、幾つかの学部は全米でナンバー1です。全米NO:1なのは建築学部、ホテル学部、農学部などです。全米で10位以内の学部はたくさんあります。
業界の人間はどの大学のどの学部がいいということはもちろん分かっています。大学を選ぶ要素も大学名ではなく、内容で判断するというのがアメリカでは常識なのです。
コーネルの環境はどれも素晴らしい!
キャンパスの美しさ
⭐️ここのキャンパスの美しさは格別ですね。ほとんどのアイビーリーグが街の中にあるわけですが、ここは大自然のど真ん中です。キャンパスのど真ん中には大きな滝もあります。キャンパスは美しいカユーガ湖を眼下に見る小高い丘にあります。夕日の美しさは表現できないほど美しいですね。
ニューヨーク市からは235マイル(約400キロ弱)あるので車だと5〜6時間はかかると思います。学生はバスが主流だと思いますが、6〜7時間はかかるでしょう。そういう意味では本当に辺境の地ですが、数年間勉強に集中するには決して悪くないと思います。
建築学部の校舎は実に斬新
⭐️私がいた時は結構建築学部の校舎は古かったのですが、2011にできた新校舎は素晴らしいです。 創作意欲がわくことを保証します。みんな夜遅くまで必死で作業しているのでその光景はすごいの一言です。みんなでお互いの作品を批評し合いながら毎日を共にするのは実に楽しいと思います。 疲れた時に、カフェに行って雑談するのもいい息抜きです。
教授陣も素晴らしい
⭐️私が見た限り、教えるのがとにかく好きな先生方が多いように思えます。豊富な経験と同時に、教えることに異常な情熱を持った教授陣が多いと思います。意欲がなければこんな田舎には来ないでしょう。
キャンパスがIthaca,New York,Romeにある
⭐️これもすごいアドバンテージですね。ニューヨークやローマにも行ける可能性があるわけです。こんな大学が他にあるでしょうか。詳細はここのサイトをじっくり検証してください。
寄宿舎も素晴らしい
⭐️忙しい1日を終えて自分の部屋に戻ってきた時が一番の至福の時ですね。コーネルにはいくつも寄宿舎がありますが私のお勧めは International Living Center です。ここは半数ぐらいはアメリカ人ですが、その他は世界中から来た生徒です。 実に楽しい住環境です。
週末にはよくパーティーがありました。食事会などもあります。友達がたくさんできるので、帰ってきても少しも寂しくありません。とにかく楽しい毎日でした。
食堂が全米トップ
⭐️これは意外な、、と思われるかもしれませんが、若い学生たちにとって毎日の昼食や夕食は大変大きな意味を持ってきます。授業に忙しい生徒にとって食事の時間は絶好の息抜きになるわけです。コーネルの食堂はいくつもあるのですが、そのどれもが素晴らしいクオリティーなのです。 まさに豪華な食事や飲み物、デザートなど何でも食べ放題です。そのクオリティーの高さにはただただ驚かされるばかりです。豪華レストラン並みだと思います。私はコーネルに来て半年で5キロ体重が増えました。
私は他のアイビーリーグの食事を食べたことがありますが、そのクオリティーはかなり落ちました。と言うより、コーネルが異常に素晴らしいと言うことになりますね。
コーネルはアイビーリーグでダントツのユニークさを持つ
⭐️この学校は勉強でもアメリカ屈指なわけですが、何とファッションデザインやインテリアデザインなども教えているのです。 他のアイビーリーグではこのようなユニークなカリキュラムを持った大学はありません。あるランキングの調査によるとコーネルのファッションデザインは全米で6位に位置しています。アイビーリーグの学校が全米でファッションデザインで6位とは驚くべき結果だと思いませんか。コーネルより上位の学校は全てニューヨークの有名なアートスクールです。
そういう授業を取ることもできます。私もテキスタイルデザインのクラスを取りました。ただ建築だけでも忙しいので他の学部の授業が取れるかどうかは個人次第ですが。。。
私の友人でここのアートの学部を出てニューヨークで有名なアートディレクターになった人を知っています。 カチッとしたアイビーリーグの授業も受けたいし、アイビーリーグの学位も欲しいし、でもユニークなファッションデザインも勉強したいなんて思っている生徒にはここはいいのではないでしょうか。
⭐️もう1つ、ホテル学部も全米1、いや世界一です。世界の有名なホテルの経営者の中にはここの卒業生が多数存在します。大学でホテルの勉強なんて実にユニークだと思いませんか? キャンパスのど真ん中には学生たちが経営する本物のホテルが存在します。私はいつもここに宿泊しています。
興味があれば訪問してみるべきです
⭐️これは私の提案ですが、自分が留学したいところにはぜひ一度旅行で行ってみてください。今の世の中海外旅行は結構安くできるようになっています。自分の行きたい学校を幾つかピックアップしてアメリカ大陸を西から東に、あるいは東から西へと旅行をしてみてください。
バスやレンタカーや電車などで行ったことのないところに行ってみて、学校を訪問してみると必ず行ってみたい学校が見つかるはずです。ある種の感動を覚えた場所があなたの行くべき学校でしょう。
「百聞は一見にしかず」とはよく言ったものです。 街の感じはどうか、学校のキャンパスはどうか、図書館はどうか、学生寮はどうか、食事はどうか、遊びに関してはどうか、などなど全ての疑問は行ってみると全て分かると思います。時間があれば先生方とも会えると思います。
⭐️できればキャンパスの近くに宿泊して、昼と夜に行ってみるべきです。必ず授業をやっている期間に行ってください。夏休みなどに行っては詳細は分かりません。自分の行きたい学部のカフェに座って、コーヒーでも飲みながら学生たちを見てください。 どういう感じの学生がいるか、カフェでどんな話をしているか、みんな楽しそうか、、などなどいろいろ感じると思います。 自分が数年暮らす場所になるかもしれないのです。様々なことを感じ取るべきです。
私の時代はインターネットなどもありませんでしたが、ニューヨークからロサンゼルスまで7〜8個ほどの大学を見てきました。 貧乏旅行でしたが、これをすることによってアメリカの大都市から田舎までを経験し、アメリカという国をかなり理解したことは間違いありません。 ぜひ行ってみてください。いろいろな感動に会えると思います。
Booking.comは旅行する上で大変助かります
🇺🇸貧乏旅行をしてアメリカ大陸を横断するのであれば Booking.com はとても助かります。ほとんどこのサイトだけ見ていれば安くて安全な宿泊所を見つけることができると思います。 旅先でWiFiを気にしながらいろいろなサイトを見るのは決して賢いやり方だとは思いません。 貧乏旅行では旅行の日程を完全に決めておくことはかなり難しいと思います。 現地に行ってから予定を変えなければならないことも当然起きるわけです。 そういう時にこのサイトは絶大な力になってくれます。 小さな街であっても、大至急に見つけなくてはいけない時などであっても、あなたの良き助けになることを保証します。