アメリカの異常な物価高を考えてみましょう NO 2 医療保険

アメリカ

アメリカの医療保険はとんでもない!

 

アメリカの医療保険は日本と比べて非常に高額で、家計の大きな負担になっています。保険の種類や勤務先によって大きく変わりますが、一般的な目安を考えてみましょう。

雇用主を通じて加入する保険

Employer-sponsored insurance が最も一般的です。2020年代の調査では、家族向け保険の年間保険料は平均で約2万3000〜2万5000ドル程度と言われています。

ただしこの全額を家庭が払うわけではなく、多くの場合は企業が大部分を負担します。従業員が実際に支払う分は年間6000〜8000ドル程度が平均とされ、月額にすると、それでも 500〜700ドル前後(約7万〜11万円程度)にもなります。

ちゃんとした大きな会社に勤めていればベネフィット(恩恵)として会社が払ってくれるわけです。でも、みんなが大きな会社に勤めているわけではありません。

個人で保険を購入する場合

自営業者やフリーランスなどが対象ですが、この場合は企業の補助がないため負担はさらに大きくなります。家族向け保険では 月1000〜2000ドル(約15万〜30万円)になることも珍しくありません。

異常な金額だと思いませんか? 円に換算すると普通の日本人の給料がすべて保険料になるという勘定です。

何回か述べていますが、日本の保険制度は私が世界で見てきた限りでは、世界一です。これはまた詳しく述べたいと思います。日本人は気づいてなんですね。

保険料だけでは終わらない現状

さらに注意すべきなのは、アメリカの医療保険は保険料だけでは終わらないという点です。

多くのプランでは

  • Deductible(免責額):年間1000〜5000ドル程度を自己負担

  • Copay(自己負担金):診察ごとに20〜50ドル

  • Out-of-pocket(年間自己負担上限):家族で1万ドル以上

といった仕組みがあります。つまり保険料を払っていても、実際に医療を受けると追加費用が発生します。ひどいと思いませんか。高額な保険料を払っても、実際に病院に行くとさらに払うということです。何でも高いです。

例えば一般的な家庭では

  • 保険料:月600ドル

  • 医療費自己負担:年間数千ドル

となることも多く、年間で1万ドル以上(約150万円以上)を医療関連で支出するケースもあります。 持病を持っている人などにとってはさらに保険料や自己負担金は大きくなります。

アメリカでお金は1番の友

嫌な言い方ですが、これが現状です。アメリカに住んでて、お金がないのは本当に厳しいです。

私の友人で、月1万ドル(約160万円)ほど儲けている人間がいますが、各種税金、家賃、医療保険料などを引くと大して残りません。これが現状です。

何でも円に換算すると信じられないような金額ですが、アメリカはアンバランスな国です。勝者にはいい国ですが、一般人にはかなり厳しい面が多々あることを知っていただきたいです。

これらの理由で、アメリカでは保険に加入していない人が多数います。保険料がこんなに高額じゃ収入の少ない人には地獄ですよね。次回はこの件について書こうと思います。

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