アメリカの医療費は異常!
海外に移住したいと思うなら、医療関係のことはじっくり調べる必要があります。特に持病などを持っているなら尚更のことです。
何度も言っていますが、私の知る限りでは日本の医療制度、医療保険制度は世界一です。一歩日本を出ればそのことがよくわかります。一歩日本を出たらこれが全てないことを自覚して下さい。
医療制度が全く違う
日本では街を歩いているといろいろな専門医の診療所があり、予約なしで入れます。アメリカに行くと、というか、海外に出るとこういう常識は通用しません。
海外では、専門医にかかるのが大変です。この専門医というのがクセ者なのです。そう簡単に会えません。全て予約制度です。予約なしで行けるのは近くの薬局などに併設されているクリニックか救急病院だけです。これは広く浅く診療をしてもらうだけで、医者のレベルもそう高くはありません。各種の専門医でもありません。
ファミリードクターを持っていないのなら、こういうとこに行くしかありません。専門医ではないので何も解決しないと思います。そこから、専門医への予約ということになります。専門医にかかるのに通常数週間から数ヶ月かかります。
日本の常識から考えると話にならないですね。
医療費の異常さを考える
アメリカでは医療費は非常に高額で、保険の有無で負担は大きく変わります。少し例を挙げてみましょう。
軽い診察でも
風邪などでクリニックを受診すると、保険なしの場合は 100〜300ドル(約1.5万〜4.5万円)程度かかります。救急外来(ER)に行くと、症状が軽くても1000ドル以上(約15万円以上)請求されることも珍しくありません。
救急外来など行ってみると大変な人です。病気であっても緊急性がなければ平気で7時間でも8時間でも待たされます。街に気楽に行ける専門医がないために、こういうことになるんですね。
救急搬送
この前も言ったように、救急車を呼ぶだけで500〜2000ドル(約7万〜30万円)程度かかります。距離や処置内容によってはさらに高額になることもあります。うっかり救急車を呼ぶと大変なことになりますよ。日本のようにタダではありません。
まあ、向こうも民間の企業なので、救急車を呼んでも、必ずあなたが保険に加入しているかをチェックします。何もないと知らん顔して帰ることもあります。
入院・手術になると桁が変わる
◯ 盲腸(虫垂炎)の手術:2万〜4万ドル(約300万〜600万円)
◯ 骨折治療:1万〜3万ドル(約150万〜450万円)
◯ 出産(通常分娩):1万〜2万ドル(約150万〜300万円)
さらにがん治療や重病になると、年間で数十万ドル(数千万円) に達するケースもあります。
薬代
これも高いです。処方薬は1回で数十〜数百ドルになることがあります。インスリンなど慢性疾患の薬は、保険がないと毎月数百ドルかかることも。
ただし保険に加入していれば、これらの費用の大部分はカバーされます。しかし前述のように、
◯ 自己負担(Deductible)
◯ 診察ごとの支払い(Copay)
などがあるため、完全に無料になるわけではありません。これが結構高いんですね。本当に考えるだけでも馬鹿馬鹿しくなってきます。
それでも無保険と比べると負担は大幅に軽減されます。
アメリカでは「病気になると人生が変わるほどの出費になる可能性がある」とも言われます。実際に医療費が原因で破産するケースもあるんです。
アメリカで医療保険が極めて重要視される理由ですね。
日本のように低コストで医療を受けられる環境はアメリカにはないので、そのことは重々理解しておかないと大変なことになります。アメリカでは医療は 非常に高価なサービス ということです。
では、お金持ちではない普通の日本人がアメリカで医療面で困らないようにするにはどうすればいいのでしょうか・・・・次回はこれについて書いてみましょう。

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