私のお勧めは大学院での留学です。
⭐️留学を絶対にするつもりだけれど、高校を卒業してすぐに行ったほうがいいのか、それとも大学院などで行ったほうがいいのか？ これは誰しも思うところではないでしょうか。今回は私の経験に基づいて、いろいろと検証してみたいと思います。
今回は結論からお伝えしたいと思います。最初に結論です！ 表題にも書いたように一般的な・平凡な日本人が留学するとすれば、大学院での留学が一番いいと思います。
理由を列挙しましょう。
🇺🇸まずは金銭的な側面です。
あなたがもし大金持ちのご子息であればこの部分は無視してください。
留学には莫大な金額が必要になります。その金額は一般的な日本人には到底払うことができない金額です。 アイビーリーグのように、全米のトップを争うような大学になると授業料だけで年間4~5万ドルもかかります。それに加えて、教材費、衣食住のお金、遊びのお金、日本へ帰ったりする費用。などなど、必要な経費は無限にあります。年間6~7万ドルは最低必要でしょう。それが4年あると考えると金額は天文学的になってきますね。
⭐️超有名な私立校ではなく有名な州立大学のようなものでは、、と思うかもしれませんが、州立大学も決して安くはありません。 確かに州立大学の授業料が安いのは事実です。州によって条件は違ってくるでしょうが、その州に数年住んでいないとすれば州の居住者としての特権はもらえません。つまり授業料は州の人間よりずっと高いということです。 おそらく有名な私立の大学よりは安いでしょうが、留学生が払う金額は州民の2~3倍はすると思います。各大学のサイトにはその辺の詳細が書いてあります。
授業料の他の経費は大学が有名私立大学であろうと、無名の州立大学であろうとあまり変わりません。4年間留学するということはこういうことです。 卒業と同時に20万ドル以上の借金を抱えてしまうという生徒も多々いることも事実です。
⭐️留学生には授業料全額免除のようなケースは稀です。アメリカ人であっても多額の借金を抱えて、大學卒業と同時に就職し、一生をかけて借金を返していくという人もいるのです。いい仕事に就けず、若くして破産というようなケースもあるのです。この世は甘くはありません。
いくらお金持ちの日本人が増えたとはいえ、普通の日本人にとってこれだけの金額を出せる家庭はそうはないと思います。
自分の身の丈にあった留学を考えましょう。
🇺🇸自分の得意な専門分野で勝負する。
留学はできるだけ短期間で、かつ最大の効果を生み出す方向で考えるべきです。私の親には私をアメリカに4年間も留学させる財力はありませんでした。
そこで考えたのが大学院での留学です。
⭐️大學は４年ですが大学院は通常１年から２年です。私の場合は２年のコースを１年半で終了しました。金額的にもかなり抑えられると同時に、自分の得意分野だけで勝負することができます。 大学だといろいろな必修科目もありますし、英語力も相当ないといい成績は取れないと思います。
日本の高校生もかなりのレベルの日本語を使っていると思いますが、アメリカの高校生もかなりの英語を使っているわけです。中途半端な英語力ではかなりきついと思います。
⭐️これに反して、自分の専門分野だけで勝負できるとしたらどうでしょうか。英語力も必要は必要ですが、専門的なことが分かっているのでオールラウンドに英語を熟知している必要はありません。
勉強することも、自分が日本でやってきたことの延長です。 アメリカでは大学院の勉強は自分でプログラムを組めるメリットがあります。もし自分の得意分野だけを追求できたらどうでしょうか。世界中からやってくる生徒にも勝てると思いませんか？
🇺🇸早く卒業して仕事を見つける。
大学院は大學よりも短いわけですが、学位を取ると通常１年間のOPT(オプショナル プラクティカル トレーニング)というビザをもらえます。そのあとは、労働ビザを取得する必要があります。私の場合はややこしいいのでOPTの後、思い切ってグリーンカードに申請をしました。私の場合は申請をしたので結果が出るまでアメリカから出ることができませんでした。父親の葬式にも出席することができませんでした。
永住権は緻密な計画を作って申請します。申請するということはまず100%勝てるという予想の上にやるわけです。ダメなら国外に出るしかないわけです。
最近の傾向を見てみると、OPTの後の労働ビザ取得はかなり厳しくなってきているようです。 いずれにしろ、できるだけ早く親からの援助から解放され、自分で自活できるようになることが重要です。そこから海外での自分の存在を徐々に確立していくことが重要なのです。
⭐️できるだけ早く自立できるようになることが海外では一番重要です。できるだけ親にも迷惑をかけず、自分の夢に向かって邁進するには大学院からの留学が最適であると思います。
