🇺🇸ナッシュビルの次はメンフィス!
アメリカ大陸横断の旅。ルート40を西に向かうと、次の大きな都市はメンフィスです。
ナッシュビルから約200マイル、320キロほどです。大体東京から名古屋までの距離と同じぐらいでしょうか。
東京から名古屋へ行くには箱根を超えなくてはなりませんし、道もクネクネ曲がっていますが、ナッシュビルからメンフィスは直線が多いので結構早く行けると思います。
メンフィスはテネシー州で一番大きな街です。ナッシュビルと並んで音楽産業の盛んな街です。
黒人の割合が非常に多く、恐らく60パーセントの人口は黒人だと思います。そこに黒人と白人の音楽の融合が生まれたんですね。
この街で一番有名な人は何と言ってもエルビス・プレスリーです。と言っても知らない人も多いでしょうね。私はロックンロールに興味があったので、彼のいた時代の音楽には興味がありました。
彼の歌い方などは、黒人と聞き間違えるような雰囲気がありますね。プレスリーはアメリカ音楽で絶対的な存在です。彼の邸宅「グレイスランド」は訪れてみる価値はあると思います。
この街も一泊する価値はあるでしょうね。ライブが聴けるところもいろいろあります。
この街は1800年代の前半は奴隷売買の大市場となり暗い歴史もあります。黒人が多い理由の一因でもありますね。
南北戦争の時には戦場にもなりました。また、1960年代にかの有名なマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が暗殺されたのもこの街です。
そう考えるとこの南部の街にも結構歴史がありますね。流通の拠点として発達してきた関係でしょうか、あのフェデラル・エクスプレスの本社もここにあります。
ここは東西にルート40、南北にルート55が交わります。ルート55で北に行くとセントルイス、シカゴへとつながる重要な地点なんですね。
セントルイスまでは380キロほど、シカゴまでは860キロほどあります。
ルート55で南に行くとニューオーリンズに到達します。アメリカ大陸の中心というわけではありませんが、感覚的に中心と言ってもいいかもしれません。東西南北の主要都市を結ぶ主要道路が十字に交差する地点ですからね。
結構変わった建築物があるので面白いですよ。特に夜景は綺麗です。一見の価値ありです!
🇺🇸メンフィスの次はオクラホマシティー!
アメリカ大陸横断もいよいよ順調になってきましたね。ルート40を西に向かうと、メンフィスの次の大きな街はオクラホマシティーです。
メンフィスから約680キロ、423マイルの距離です。
メンフィスで南部の音楽を堪能した後、街を出るとすぐにアーカンソー州に入ります。大体平坦な土地が多く、昔から綿花の産地として栄えた地域です。
奴隷や、移民、南北戦争など、歴史の荒波にいろいろと左右されてきた地域です。
立ち寄るとすれば途中にあるリトルロックぐらいです。
メンフィスから200キロちょっと。130マイルほどです。
州都なのでそれなりの大きさですが、メンフィスを出てまだ200キロちょっと、昼ごはんを食べるぐらいで先を急いだ方がいいでしょうね、、。
でも私たち日本人にはあまり馴染みのない地域ですね。私もアーカンソーは南部という漠然としたことしか頭にありませんでした。
私はアメリカのスポーツが好きだったのでアーカンソーといえば、アメリカンフットボールで有名なアーカンソー大学があるということぐらいでした。
これから向かおうとしているオクラホマ州も私たちにはあまり馴染みが無いと言わざるをえません。ちなみにオクラホマ大学も非常にアメリカンフットボールでは有名な大学となっています。
どういうわけか、南部の各州にあるスポーツチームは非常に強く、アメリカのスポーツ界において確固とした勢力を築いているのです。
アメリカというと、ロスやニューヨークが真っ先に思い浮かびます。この南部の地域はほとんど私たちに知られることもないかもしれません。この広大な大陸で、一度も訪れることのない地域かもしれません。でも、それだからこそ、こういう地域を一度でも訪れたことがあるというのは大きな意味を持つのではないでしょうか。
アメリカにもこういうところがあるのだということ、そしてこれほどまでに広大な地域があるのだということを知るのはとても貴重だと思います。
⭐ オクラホマシティーはアメリカ大陸のど真ん中!
メンフィスから約680キロ(423miles)、リトルロックから約480キロ(300miles)。
オクラホマシティはアメリカ大陸のちょうど真ん中あたりに位置します。
ニューヨークを出発して何日経つでしょうか、観光をしながらの旅だとここまで来るのにも1週間近くかかっても不思議ではありません。
すでに2500キロほども走っているわけですから、、。
アメリカの大きさにただただ驚かされる毎日です。
オクラホマシティも日本人にはあまり馴染みがありませんね。
1995年にここの連邦政府ビルが爆破され倒壊、168人もの死者を出したことぐらいしか私も記憶にありません。2001年9月11日のニューヨークのワールドトレードセンターの惨事とは比べものになりませんが、アメリカの歴史上最も悲惨な事件の現場です。
オクラホマシティはメンフィスに比べると黒人の割合が少なく約60パーセントが白人となっています。また、アメリカで有数の肥満の人の多い都市となっています。
アメリカのファーストフードは味の面では決して悪くはないと思いますが、やはり問題は量でしょうね、、。
私も旅の途中でチキンウイングを食べましたが、彼らの食べる量は半端ではなかったです。自分の体のことを考えないのかな、、、なんてことを考えたこともしばしば、、、。
豊かなアメリカだからなんでしょうか。
⭐ ルート66はアメリカ西部の発展を象徴する国道!
ルート66はシカゴとロスの海岸、サンタモニカを結ぶ全長3755km(2347mile)の旧国道です。シカゴからこのオクラホマシティーに斜めに降りてきて、ここから西に太平洋まで進みます。アメリカ人にとってはノスタルジックな道路なんですね。ルート66にまつわる話は今なおアメリカのポップカルチャーの題材にされています。
でもようやく大体半分の道のりが終わったことになります。
雪のニューヨークを出発して、緑の多い南部の草原地帯を西に突っ走ります。これからは徐々に緑も減っていき、砂漠地帯へと車は向かっていきます。