カナダとアメリカの違い|似ているけれどこんなにいろいろ違うのです

🍁カナダとアメリカは結構違う!

旅行で行くにしろ、留学で行くにしろ、日本人にとって行きやすい国と言えばまずこの2つがあげられるのではないでしょうか。英語圏であるということ、社会的レベルが発達していて不自由がない、ヨーロッパなどと比較してなんとなく近い、日本人には馴染みがある、、、、などなどいろいろと理由はあるでしょう。

どちらも旅行や留学で行くには非常に魅力のあるところです。大都市もあれば大自然もある。文化的レベルはどちらもとても高いので学べる環境も住まいも整っています。

私はアメリカとカナダで永住権を取得した経験があります。学生時代から今日まで私は主にこの2つの国と関わってきました。今回ここでは2つの国を比較して経験から導いた国の 違いや似たところなどを列挙してみたいと思います。

この2つの国は結構違うんですね。実際に住んでみないと分からないようなことも多々あります。

主に生活目線からいろいろ紹介したいと思います。

🇺🇸アメリカとカナダは似て非なるもの!

まずは国のサイズ 9,834,000㎢  暖かいところから寒いところまで実に変化に富んでいますね 9,985,000㎢ アメリカとほとんど同じ広さといっても、人の住んでいないところがほとんどという状態
人口 約3.3億人  日本の3倍ほどですね 約3700万人  アメリカの10分の1ほどしかいないんですね
安全性 基本的には安全な国です。銃の乱射とかいろいろ事件が起こっていることは事実ですが、私は10年近くニューヨークを中心に生活しましたが、日常生活の中でそれほど危険を感じたことは一度もありませんでした。どの街でも立ち寄らない方がいい場所は多々あります。日頃からそういうところには近づかないという考えが必要ですね。私は夜でも問題なくで歩いていました。ニューヨークの夜は行きたいところがたくさんありますからね。素晴らしい街です。絶えず常識の範囲内で気をつけて行動することが大事ですね。 この国は日本と同じぐらい安全ではないでしょうか。非常に社会秩序は整っている国ですし、安全です。アメリカのように誰でも銃を持ち歩くことはできないので、気持ちの面でもいいですね。どこの街でも夜とかに近寄らない方がいい場所は確かにあります。そういうところを避ければ世界でもっとも安全な国の1つではないでしょうか。夜に出歩いても全く問題ありません。私はトロントが中心ですが、公共交通も24時間動いているところもあります。タクシーはどこにいても呼べます。快適な街です。
経済力 2016の統計では18.57兆USドル。世界で一番ですね。 2016の統計では1.53兆USドル。今のところ世界で10位ですね。人口と比例していますね。アメリカの12分の1というところでしょうか。
住環境 私はニューヨークやロスなど大都会にしか住んだことはないのですが、大都会での家賃は結構高いのが実情ですね。日本人が旅行、留学などで訪れるのはおそらくこのような大都会だと思うのですが、、、かなり厳しいです。ニューヨークを例にとってみると、住みたいのは当然マンハッタンなのですが、若者が一人でマンハッタンに住むというのは現実的ではありません。その代わり最近はブルックリンなどの方でも街の再建が進み若者が多く住む地域もあります。どうしてもマンハッタンというのであれば、友達何人かとシェアしたり、学生寮といったところでしょうか。【ニューヨーク便利帳】などを見ると日本人向けにいろいろと出ていますよ。 私はモントリオールとトロントに住んだことがありますが、ニューヨークに比べると家賃はかなりリーズナブルです。とは言ってもここ数年かなり家賃は上がっていますね。トロントにも日本人向けの情報サイトがいくつかあるのでそういうのを見るのも一手です。海外にいると外国人は保証の面で壁に突き当る場合が多々あります。
医療制度 おそらくこの医療制度がアメリカとカナダを比較した場合、一番はっきりとした違いが分かるのではないでしょうか。ここでは詳しいことは述べませんが、アメリカの保険制度はかなりひどいです。国民の6分の1ほどは医療保険に入っていないのではないでしょうか。私の感覚ではもっと多いような気がします。とにかく保険料が高く、4人家族だと1000ドル以上毎月払うなんてことは常識です。それでいて、治療を受けるとまたまた多額の費用を請求されます。アメリカでお金がないというのは致命的な問題です。貧乏人には生きていくにはきつい国ですね。それははっきり言えます。お金がある人はいい治療を受けられ、お金のない人は何もすることができないというのが現状です。
旅行者や留学で行く人たちはどうせ現地の保険には入るのは難しいので、日本の旅行者保険に入るのが賢明かと思います。私もかなりの年数に渡ってそういうのに入っていました。1年ごとの更新でした。はっきり言っておきますが、私が知る限り日本の医療制度は世界で一番いいと思います。海外ではすぐに専門医にかかることができません。ここが大きな違いです。アメリカではまず【何でも見る医者】に見てもらい、そこから専門医への予約という形になっていきます。これがクセモノで、全てお金次第です。いい病院に行けるか、いい医者にかかれるかということです。アメリカで長期にわたって住むということになった場合、必ず直面する問題です。
カナダの医療制度はアメリカに比べれば比較にならないほど充実しています。カナダが世界でもっとも住みやすい国にあげられる1つの理由はここにあります。医療費は原則ただです。と言っても歯などは別なのですが、、。生きていくための最低限のモノはカバーするということです。また医療費は消費税の中に組み込まれているので特に払う必要はありません。この医療制度の恩恵を受けようと毎年何万人ものアメリカ人が移住してきます。
この医療制度はちゃんとした滞在許可を得て住んでいる人間に適用されます。住んでいないと適用されません。留学生などは適用外ですね。
診療のやり方はアメリカと似ています。まずは【何でも屋さんの医者】に見てもらい、そこから専門医への予約となります。ただこの予約がクセモノで、下手をすると専門医にかかるのに数ヶ月、1年と待たされることもあります。その間は治療を受けられないわけで、近くのドラックストアで処方箋なしで買えるものを買うか、ただただ耐えるか、、、ということになります。日本の常識では考えられません。無料だからと言って私にはあまり魅力的には思えませんでした。ただ大きな病気になって手術などをした場合、アメリカだったら数百万は軽くかかるところがほとんどゼロなわけですからやはり違いは大きいですね。
私はいつも日本に帰った時に行っていました。日本は予約もなくすぐに専門医にかかることができるので最高だと思います。こんなところはそうはないですよ。
教育制度 これもアメリカとカナダでは相当違いますね。一口に言ってアメリカでいい教育を受けようと思ったらお金がなくてはできません。それは幼稚園レベルから始まります。いい学校は私立が圧倒的に多いですし、小学校レベルから年間の授業料が数万ドルなんてのもザラです。もちろん公立の学校でもいいところもありますが、住んでいるところによります。
大学レベルになるともうとんでもない金額となります。東部のアイビーリーグなどは授業料だけで4万ドルはするでしょう。生活費や諸々の費用を換算すると6〜7万ドルは必要になります。もちろん結構レベルの高い州立の大学などもあるのですが、金額が安いのは州内の人間に限られます。ましてや留学生となるとアイビーリーグレベルの授業料を払わされるかもしれません。
語学や音楽、芸術などの分野の留学を考えているとしても相当の金額を用意しないとアメリカには安心して行けないように思います。
アメリカの教育制度は実にあ金持ちに優位に働くようにできています。お金持ちに優位というのはこの国において教育制度に限ってのことではないのですが、、。 もちろん奨学金制度などもありますが、いい私立の大学などをこの制度を利用して4年行ったとすると、卒業と同時に2000万ほどの借金を抱えているなんてこともよくある話なのです。一生かかって借金を返していくか、若くして破産なんてことも実際に起こっています。
カナダの教育システムはアメリカと比較すると格段の違いがあります。高校までは義務教育なので費用は一切かかりません。もちろんこれは公立高に行った場合ですが、公立でも教育レベルは非常にいいのです。私立にやる必要はありません。大学においても、カナダの大学は全て公立だと思います。よって住んでいる人間に対しては年間6000ドルあまりです。大学院や医学部などは違いますが、、。
私の娘は小学校から大学卒業まで一銭もかかりませんでした。一銭もです、、。考えられますか? 高校まではもちろん無料、、大学はカナダで最高のところに入りましたが、4年のスカラシップをもらったので一銭も払いませんでした。彼女は自宅から大学に通ったので本当に出費はありませんでした。入学金もなし、願書提出なども全て無料でした。
医療費が基本無料ということを合わせて考えると、私が子供の教育に使ったお金はほとんどなかったように思います。もちろんお金は他のことに使えるわけで生活のレベルを上げられたということは間違いがありません。

🍁カナダは住みやすくできていると言うのは事実!

今回は比較もここまでにしますが、違いはまだまだあります。今後また列挙してみたいと思いますが、総括をするとやはりカナダは住みやすいと言えるのではないでしょうか。もちろん、カナダにはアメリカのようにいろいろと刺激のある出来事はないかもしてません。ただ比較的安く住めて平和な生活が送れるということは間違いないと思います。

ネットで【世界で一番住みやすい街、国】などで検索してみるとカナダは総合的に世界で一番だと出てくると思います。カナダは移民も奨励しておりアメリカと比べて移民しやすいことも確かです。国としてはカナダの方がバランスが取れているように思えますが皆さんはどう思われますか。人種差別などの面でもカナダの方がアメリカと比べるとずっとましではないかと思います。

今後いろいろとそれらの問題を検証したいと思います。

 

アメリカ・カナダをぜひ見に行ってみましょう!

⭐️ネットの画面だけで全てを判断するのは難しいと思います。これだけ世界が小さくなってきた現代社会。海外に行ってみるのは決して難しいことではありません。興味のある国に一度行ってみるべきだと思います。

今のご時世、アメリカ・カナダに安く行く方法は多々あると思います。探すのも難しくはありません。むしろこれが楽しい時間なのです。

私も留学に先駆けてアメリカを横断しました。私が行った時などはまだ全てアナログの時代なので、行ってみて現地で安いホテル探し、、なんてこともザラでした。それでもニューヨークからロスまで行けたわけです。いつでも好きな時にネットで探せる現代でやれないことはないと思います。

ここに幾つか便利なサイトをご紹介したいと思います。

ホテル探し

Booking.Com

⭐️海外でのホテル探しに関しては Booking.com だけでいいのではないでしょうか。海外での予定を事前に全て計画して旅行することはまず無理だと思います。バックパッカーレベルの旅行であればなおさらです。 もう少しこの辺りを見たいとか、ここも行ってみたいというところが必ずあるはずです。そういう時にこのサイトだけ見ていればまず大丈夫です。海外でいくつものサイトを見るのも大変です。できれば1つで完結できればそれが最良ですね。Booking.comはアメリカのかなり小さな町でも情報が載っています。旅行の最大のパートナーとなるでしょう。

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航空券探し

⭐️最近は便利なサイトが幾つかできています。どれも特徴があるので、その特徴を生かして検索していただけるといいのが見つかると思います。 ニューヨークまででも信じられないくらい安い切符もありますよ!

エアトリ

このサイトは結構よくできていると思います。ホテルの情報もかなり充実しています。ホテルの情報だけならBooking.comの方がいいと思いますが、負けないぐらいの充実ぶりです。アメリカの小さな町を検索してみればよくわかります。 このサイトのいいところは、航空券も一緒に探せるということです。面倒臭いと思えばこのサイトだけ見ていれば目的は達成できるかもしれません。便利ですね。オススメのサイトです!

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airtown

格安航空券を探すには最適のサイトかもしれないですね。海外の格安航空券を24時間・365日オンラインで空席照会と予約ができるサイトです。 海外発・日本行きや、海外発・海外行きのチケットが取れます。非常にめずらしいですね。 とても便利だと思います!

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