カメラマンになるには11|方法は大きく分けて二つになるということ!

カメラマンになるには大きく分けて二つの方法が!

⭐️以前にも書きましたが、カメラマンになるには大きく分けて二つの方法があります。

一つは有名なカメラマンのアシスタントになって技術と人脈を形成するというやり方、もう一つはアシスタントなどをほとんど経験することなく、自分で作品集を作り自分で売り込むということです。

私が選んだ方法は後者の方です。

私は総じて半年ほどニューヨークでアシスタントをしましたが、どうも自分は他人のアシスタントをするタイプではない感じがしていました。これは自分の性格や、年齢にも関係してくるかもしれません。私は決して若くはなかったからです。

プロの世界で一度でもアシスタントをするのはとても重要だとは思います。外の世界では知りえない様々なことを経験し、知ることができるからです。でも、他人のアシスタントをして感じたのは、正直そう技術的に感銘を受ける人はいなかったということですね。うぬぼれたような感じですが、自分でもこれぐらいだったらできるんじゃないかといつも感じていました。

何が違うかというと、仕事が取れるか取れないかということに尽きるわけです。

⭐️有名な人のアシスタントを何年もやるというのは実績という面では大いに意味があります。その人の技術も学べますし、どうやって仕事を取ってくるかということもわかります。何年もやると業界の第一線でやっているアートディレクターやクライアントなどとも知り会える機会も当然あります。

でもいざ独立しようとなって売り込んだ時、作風が働いていたカメラマンに似ていれば当然こう言われます。「同じような写真が欲しいのであれば、彼に頼むよ!」といった感じです。

どこか違った個性がなければ仕事をもらえることはないでしょう。同じような写真が欲しいけれど予算がないというような時以外は難しいと言えます。写真の世界では個性が大事です。特にニューヨークのような場所では個性が全てと言っても過言ではないでしょう。

有名なカメラマンのアシスタントをして人脈を作っても、それを生かせる人は一握りだと思います。

カメラマンは「使われてなんぼ」という世界です。正直なところ、どういう理由で使われるようになるかはわかりません。全てはアートディレクターや編集長の気持ち次第です。この辺りがこの商売の難しいところです。

⭐️才能はイマイチだけど、かっこいいし性格もいいから使ってみようとか、性格は悪いけど実に変わった写真を撮る、あの人の紹介だから使ってみよう、とか理由は様々ですがこれがこの業界の本質です。

理由はどうであれ、使われないことにはカメラマンは成長しません。これは確信を持って言えます。おかしなもので、自分の写真も時を重ねると変化していきます。下手な人でも仕事を重ねていくと、不思議なもので上手くなる人もいるのです。仕事を取ったものが勝ちということです。この業界は他の業界のように人の良し悪しは数字では表されません。

私が全て自分でやると決めた理由!

⭐️日本と海外とではかなり状況も違うのでそのことは言っておきます。どのような写真家になるかによっても状況は変わってきます。

私の場合はファッション以外に興味がなかったので、ファッションカメラマンというのが究極の目標でした。でもこの分野ははっきり言って一番難しい分野なんですね。様々な広告や物撮りをするカメラマンはいろいろな仕事にありつけるチャンスがあります。ところが、ファッション写真家は小さなマーケットに無数のカメラマンが入り込もうとしているのです。

ファッションは確かにモデルたちとの交流もありますし、華やかな感じがするので、誰でも入りたがる分野ということです。よって競争相手も無限に存在します。新しいカメラマンも毎年出てきます。これに打ち勝つのは並大抵のことではありません。

ニューヨークを例にとってみると、ファッション雑誌の数も実に少ないのです。超有名なところは7〜8個ほどしかないのではと思います。日本の雑誌のように無数に写真も存在しません。一つの雑誌に使われるカメラマンはいいところ4〜5人ではないでしょうか。結構有名な写真家はいくつもの雑誌を掛け持ちしますから、ますます入り込む場所はなくなってきます。ファッション関係の広告もそういう人たちが独占してしまいます。ニューヨークでアシスタントから有名雑誌をやれるようになるのはほとんど不可能だと思います。ある種の運がなければダメです。

⭐️ただ私はなぜかそのチャレンジに興味を持ったわけです。どれほど難しいのか肌で感じてみたいというのが本音でしょうか。これは情熱というものでしょうね。このニューヨークでもものになる人間はいるはずだと自分に言い聞かせる毎日でした。この情熱以外に理由は考えられませんでした。どんな苦難も打ち勝ってみせるというぐらいの勢いでしたね。

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