トロントとモントリオールを比較|外観も内容も全く違う2つの都市!

🍁カナダを代表する2つの大都市!

私はモントリオールとトロントの両方に住んだことがあります。カナダに行こうという人は大体はバンクーバーかトロントではないかと思います。日本人が多いことは推測できるので、それを避けてカルガリーやオタワなどに行くことを決める方がいることも事実です。

⭐バンクーバーは日本にも近く、西海岸にあるので雰囲気も西海岸、、という感じです。開放的で、海や山が美しくカナダで一番住みやすい街とも言われています。でもバンクーバーは冬になると結構雨の日が続きます。暖かい分雪にならず雨になるという感じでしょうか。冬には結構暗い日が続きます。夏は最高ですが。。

⭐その点トロントは冬は結構晴れた日が多いと思います。カナダ最大の街であることによって、ほとんどすべての中心はトロントに集まっていると言っても過言ではないでしょう。英語圏ではやはりこの街に一番チャンスはあるのではないでしょうか。どうしても太平洋岸がいいというのであれば話は別ですが。

⭐モントリオールはトロントやバンクーバーなどと比べると明らかに違いが見られます。街に入った途端にその違いを感じることでしょう。ここはほとんどフランス語の世界であり、ヨーロッパの雰囲気を持っている北米では稀な大都市なのです。

昔はニューヨークと並んで北米では文化や経済の中心地でした。ただ、ケベック州の独立運動が活発になるにつれて、企業はオンタリオ州のトロントに移っていったという歴史があります。

🍁違いを見てみましょう!

今回は大まかに、、両方住んだ観点から、違いを私の独断と偏見で述べたいと思います。

🔴私は世界の7〜8カ国に住んできた経験があるのですが、モントリオールは全くヨーロッパと言ってもいいでしょう。これが北アメリカなの?  と思うことが多々あります。

街並みや雰囲気は完全にヨーロッパです。ビルのデザインや、住宅街のデザインもそうです。フランスの影響は絶大ですね。言語に関してもほとんどフランス語と言ってもいいでしょう。街のお店などで働く人たちは両方をしゃべれなくてはならないので、しゃべれますが、うちに来る水道屋や電気屋などの人は圧倒的にフランス語しかしゃべれない人が多いというのが現実です。

モントリオールでは英語を知らなくても十分に生活していけます。

🔴それに比べて、トロントの街並みはアメリカ的、比較的新しい感じで、味っけないといえばそういうことかもしれません。街並みや雰囲気はモントリオールにかないませんね。でもこの街は北米第4の規模。カナダのあらゆる文化の中心地であることも事実です。

英語圏であることによって、移住しやすいのです。トロントの人口の半分は海外で生まれた人たちなんです。 世界の人々にとっても、フランス語は難しいわけであり、カナダのケベック州に移民をするというのは相当の覚悟がいります。フランス語から学びなおさなくてはいけないというのはかなり酷ですね。子供達はすぐに覚えるでしょうが、なかなか大人はそうはいかないのが現実でしょう。フランス語に慣れている地域からの移民が圧倒的に多いと思います。

移住は英語圏の方が圧倒的に多いわけです。

🔴モントリオールは住むには素晴らしいところです、、、そのヨーロッパ的な雰囲気は格別です、、シルクドソレイユの世界ですね、、、私は初めてカナダに移住したのがモントリオールですし、ずっと住んでいたいと思わせる街でした。

でも英語しかしゃべれない人間にはかなりきついと思います。街中でも西の方に行くと全く英語が通じないところもあります。英語が自由に通じるところは街の西半分の一部です。圧倒的にフランス語が優位です。仕事を本格的にしたいというのであれば、フランス語はMUSTだと思います。

🔴結局のところ、永住権の関係で私はトロントに移りました。 モントリオールのあるケベック州は半独立国家のような存在です。かなりの物事がケベック州政府によって決められています。東京にもカナダ大使館とは別にケベック州の代表部のようなオフィスを設けています。

ケベック州はとても独立志向の強い州なのです。英語オンリーの市民は10パーセントもいないわけですから、当然といえば当然です。この州で一生を過ごすのであれば、英語を知る必要はありません。

永住権の申請をケベック州でするとなると、まずケベック州に申請しなくてはなりません。ケベック州が先になります。ケベック州でOKになると今度はカナダ政府に申請となります。トロントのあるオンタリオ州の場合はカナダ政府への申請のみとなります。ケベック州では二度手間なんですね。

▼それにも増して、耐え難いと思ったのは子供達の学校でした。永住権の申請をケベック州で出したとすると、子供達はフランス語オンリーの学校に編入しなくてはならないのです。私は片言フランス語は分かりますが、込み入ったことは分かりません。紹介されて行った学校は街の西の端にあり、誰一人として英語はしゃべれませんでした。オフィスの人もです、、。モントリオールはバイリンガルな街だと思っていたのですが、、。ほとんどフランス語の世界ですね。

子供達は一年もすれば喋れるようになるでしょうが、私たち夫婦はその自信がありませんでした。学校の先生と意思の疎通ができないというのは考えられませんでした。

🔵この2つの街の一番の違いは、、やはり言語ではないでしょうか。フィレンチカナディアンは独自の世界を持っています。シルクドソレイユをご存知の方はお分かりだと思います。まさにあの世界ですね! 英語だけだと厳しいですが、、モントリオールのような街は世界のどこにもないと思います。素晴らしい街です!

 

 

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